プロ独女のライフハックブログ

BBA独女みつまるが「今」気になることを追いかけ綴る人生冒険日記

【独女深夜映画部】ホラー映画「ポゼッション」実在する呪いの箱~名前と肉体の力と観念について

お題「最近見た映画」

 

f:id:mousoumajyo:20180822092525j:plain

実話ということと少女が主役(本当の主役は父親っぽい)ということで

見ることを決めた「ポゼッション」実話をもとにしたホラー映画です。

どうも~何よりも怖いモノは「生きてる人間」と思うプロ独女みつまるです。

 

 

昨夜、深夜映画部に選んだ作品がこちら!

 

ポゼッション(字幕版)

 

ポゼッション(字幕版)

ポゼッション(字幕版)

 

 ※アマゾンプライムビデオでプライム会員なら無料で観られます。

 

 

またしても姉妹の妹に異変が起きるホラー映画ですが

こちらは実話をもとにしてると思って見ると

また違った味わいです。

 

ちなみに私は上のポスターが好きなのでが

もしかしたらアメリカではこっちがメインの宣伝ビジュアルなのかも

ポゼッション(吹替版)

 

ということで映画を観た感想を書いていきますね。

 

 

映画「ポゼッション」のもとになった実話

2004年に新聞に取り上げられ話題になった

「呪いの箱」をもとにした映画ポゼッション。

 

2004年オークションサイトeBayに出品された

所有者に厄災をもたらすという「呪いの箱」。

 

外見は古びた木箱。

出品者の大学生は自分の体験した奇妙な現象を書き込み

またその後もこの箱にまつわる災い話が次々に判明し

研究家を巻き込み話題になった。

 

この映画の実話部分について調べてみると

どうやらこの大学生が箱をeBayに出す前の持ち主たちのことが

映画では使われているようです。

 

呪いの箱の正体

ユダヤの民話で伝えられる「ディビューク」と呼ばれる邪悪な存在を

封印した木箱。

決して開けてはいけない箱だった。

 

映画の中では少し大きめの木箱で

外側に文字が彫ってあります。

ただ英語ではありません。

 

よってその箱を買った人が「開けよう」とするのは自然のこと。

 

 

箱に魅せられ開けてしまった少女と家族の物語

映画の中でもこの木箱は

人々の間を移りゆきます。

 

少女の前の箱の所有者である老婆は

この箱を金づちで壊そうとして

身体を吹き飛ばされ

瀕死の状態となります。

 

彼女の息子が

この箱をガレージセールで

ある家族に売ってしまいます。

 

それがこの映画のポスターでブランコにすわり

振りかえる少女エミリーとその家族。

 

エミリーは箱にひと目ぼれします。

箱は時々エミリーに話しかけます。

英語ではない呪文のような言葉で。

 

そしてエミリーは箱を開けてしまうのです。

そこからエミリーの異変がはじまります。

 

 

両親の離婚と少女の心

3か月前に離婚した両親のもと

パパの新しい家とママの家を行き来する姉妹。

ママは新しい恋人と同棲中。

 

少女の心は複雑というより、寂しさで沈んでいるように見えた。

この心の隙とエミリーの子供ながらの好奇心を

呪いの箱に閉じ込められた悪霊・悪魔は巧みに虜にします。

 

異変を感じた父がエミリーに

聞きだしたところによると

箱の中には「友達」がいて

名前はわからないけど「女性」ということ。

 

徐々に体をのっとられるエミリー

箱の中に閉じ込められていた女性は

徐々にエミリーの身体をのっとりはじめます。

 

ここでの描写は

まーホラー好きなら楽しめるかな?

ここでも少女の演技が光ります。

 

エミリーが別人になっていくこと

エミリーの中に別の何かがいる事の気が付いた

父親は箱の文字を頼りに

その正体を探ります。

 

 

大学の教授によれば、箱の文字は

「これは邪悪な霊、つまり悪魔を封じ込めた箱」

「開けてはならないこと」

と書かれていることや

 

箱は純粋な魂の肉体を常に探し狙っているということを教えてくれます。

 

そして父はユダヤ教の悪魔祓いを神父にお願いするのです。

 

劇中のユダヤ教の悪魔払いに見る名前の力

ココからは私が気になったポイントの話をしていきます。

かなり個人的な気になった箇所の話です。

映画を楽しみたい方は特にこの先は読まなくてもいいかも?

 

映画を観た後にでもお時間あったら読んでね。

 

エクソシストなんかでは

神父様が聖書を読み続け悪魔と対峙しますが

この映画の中ではユダヤ教の神父様が悪魔払いをしてくれます。

 

 

その悪魔払いで印象的だったのは

もう一度箱に封印するために

その「悪魔と化した悪霊の名前」を呼び続けるのです。

 

悪霊はエミリーの肉体から

父親の肉体にうつり

名前を呼ばれることで

父親の肉体から出てきます。

 

そして姿を現し

また箱に閉じ込められます。

 

聖書の言葉ではなく

「名前」というものは悪霊と化した悪魔までも拘束する力があることに

私は驚いたんです。

この映画で一番の衝撃受けたところかも。

 

箱の中にいても力を振えるのに肉体にこだわる悪霊

ここも興味深いところです。

箱の中に閉じ込められていても

箱の中の悪霊はその力をもって

人をシに至らしめたり

物理的な現象を起こせます。

 

でも純真無垢な魂の持ち主の身体を欲するのです。

 

ただ箱から出たいわけじゃなく

自分の新しい入れ物としての肉体を探しているのです。

 

肉体ない方が自由に思える私ですが

肉体の持つ力に私が気が付いていないのかも。

確かにシんでしまった魂よりも

肉体持った人間の念の方が強いですが

悪霊から悪魔にまでなってしまったとしても肉体欲するんですね。

 

少女と悪霊のホラー映画多め

少女が悪霊や悪魔に身体をのっとられる映画って多いですよね。

それだけ魂と肉体の結びがゆるくて不安定なのかも。

 

それとも少女の肉体というのは

なにか神秘の力でもあるんだろうか??

 

悪魔という観念がないから悪魔が怖くないというある日本人

この映画の私的ポイントはここ!

この映画の他の方の感想を見てみたんですよ。

 

そんな中で

ホラー映画コーナーは

悪魔憑きものと

もっとジャンルを細かく分けて欲しという

映画好きの男性がこう書いていたんです。

 

・「悪魔憑き」は西洋文化で特にキリスト教と関係が強いが日本人にはなじみがない。

・そもそも日本には「悪魔」がいない

・だから悪魔に対して「怖い」という感覚をもっていない

 

この意見に触れたとき

「あーそうだよな」と思いました。

人って自分想像できる範囲の事までしか

理解もしないし、気が付かない。

 

悪魔を信じる人の前には悪魔が時に現れるのか。

 

日本だと悪霊ですかね。

この映画の場合は邪悪な霊が悪魔化するという捉え方で

描かれていたので私はなじみやすかたです。

 

なので私にとってはこの男性の意見が凄く新鮮でした。

なんとなく自分たちの文化の中で類似点探して

勝手に共感しちゃう私のような人と

その感覚がないので「怖くない」という人がいるって思うと新鮮。

 

その人の意識や思想がその目の前の恐怖をつくり出している場合もあるけど

同じ感覚の人がつながる集団的無意識の繋がりによる

恐怖の共有ってあるのかもしれないですね。

 

育った土地、国、宗教、文化を同じくする

自分を取り巻く人の無意識も意識下でつながっているとして

そこで繋がっていない人はその恐怖になんら感覚刺激されないってこと

あるんだね。

 

めっちゃ興味深い!

 

おまけ・ちょっとハリーポッター思い出した

ところどころ

ハリー・ポッター思い出しちゃう映画でした。

 

呪いの箱も分霊箱みたいだった。

箱の中にあった指輪とかろうそく台とか

鏡とかいろいろ。

 

あと最後にその姿を見せる悪魔と化した邪悪な霊も

どこか形を取り戻したてのボルデモート卿みたいだったし。

 

 

実話をもとにした怖い映画ってめっちゃあるんですね。

あんまり深堀しないようにしよっと。

ヒューマン映画もみよっと。

 

では、では毎晩酒と映画を楽しむプロ独女みつまるでした。

 

 

 

 

にほんブログ村 ライフスタイルブログ おひとりさまへ
にほんブログ村