ほぼコレだった・・・「燃料用工業アルコール」に着色と味付けしたものが
密造酒として売られた結果・・・失明や亡くなってしまう人が多数・・・。
※もちろんこの商品は密造酒と無関係ですよ！
こちらの商品は「燃料用アルコール」です。
飲んじゃダメ！
そんなのみんなわかると思いますが
売られた結果・・・というのが「メタノール」という作品で描かれています。
世界で起きてる密造酒によるメタノール中毒
まだシーズン１の1話見終えたばかりですが
酒好きな私としては震えております。
動画「メタノール」ではチェコで実際に起こった密造酒の事件を元に
描かれていますが、「メタノール 密造酒」で検索すると
他の国でも同様の中毒事件が起こっているようです。
過去の日本でも。
このドラマは2012年のチェコが舞台です。
1930年代～2010年代までメタノール×酒の中毒事件は起きつづけている。
メタノールを水で薄めたものからメタノール×エタノール×着色着味のものまで。
すべて「酒」として飲まれた結果、失明や死にいたる事件に。
密造酒に関する私の勘違い
密造酒というと私は真っ先にかつての「どぶろく」が思いつく。
酒造り許可を得ていない人たちが
自家製の酒を造り、自分で飲んで楽しむもの・・くらいのイメージだった。
密造酒が大きな生産規模になったとしても
税金の誰のための密造であり流通であって
その酒自体は「人が飲むもの」として
最低限の安全は保たれている勝手に思っていました。
ところが！
かつての日本で流通したカストリ酒、バクダン、メチール酒とは
「工業用メタノールを水で薄めた酒」と知り驚愕（＠。＠；）
メチルアルコール⇒失明⇒目散るアルコール
と呼ばれ危険性も知られながらも飲まれていたことに更に驚愕（＠。＠；）
「メタノール」で描かれている密造酒の背景
実話に基づくドラマと書かれている「メタノール」
そのタイトルページにはこうある。
↓
1ショットで失明、2ショットで死を意味する
2012年9月 チェコで起きた密造酒によるエタノール中毒大量発生事件
2012年 チェコで製造された密造酒の売り上げは20億コルナを超えていた
※１コルナ＝4.6円
モラヴィアの違法取引はデュビナ家に支配されていた
（密造酒の製造流通販売はほぼ独占状態＆notカタギ!?）
競合社は「いかにデュビナ家の密造酒より安く製造販売するか？」
に必死になっていた。
そこで製薬会社を首になったルドルフは
あやまってメタノールを指で人なめした時に
「すぐにウォッカを飲め」と薬品管理の人に教えられたことで
勝手にピン！ときてしまう。
そしてWikiってみて
また勝手に早合点して
つまりは
エタノールを安い工業用メタノールで薄めても解毒されるからOK!
というような謎の解釈で安価な酒製造をはじめてしまう。
ほぼ工業用の安価なアルコールなので
当然めっちゃ安く卸し販売できる。
密造酒の販売に広く顔のきく元デュビサ関係者に
1リットル55コルナで販売に成功。
そしてそれを中間卸業者には65コルナで販売していた。
1リットル299円の原酒（ほぼ工業アルコール）は
どこよりも安いため飛ぶように売れた。
味や色をつけてラベルを貼れば
複数の中間卸業者を経て多くの小売店や酒場で売られた結果・・・
2週間で死者18人、緊急搬送28人、被害拡大中という状況に。
食の安全性の重要性を再確認
「安さ」だけを追う危険、
つくり手側に倫理観がなければ
こういったことは起こる、今でも。
口に入れるモノは
食品でも薬品でも
一度体内に入れてしまうと
簡単には取り出せないのでより注意が必要だね。
生産者、製造者、製造会社
もっと注意して意識を向けてもいいのかも。
日本に暮らしているとついつい
「売られているモノは口にしても安全なモノ」って思っちゃう。
酒好きなので
酒レポする時も
製造者についてもっと知るようにしよっと。
では「メタノール・第2話」に続きます。
