旅先の旅館でワニワニパニックを久しぶりにやったら
「本日の3位」になれたプロ独女みつまるです。
旅での移動につぐ移動の中で「もっと言ってはいけない」を再読しはじめ
私が今まで誇りにさえ思っていた「純粋にただ相手を好きになる」
という自分の恋愛スタイルが
結局は繁殖本能であり性欲の一部にしか過ぎないと知ったため
動揺しまくりの「独女パニック」中の私です。
- 恋心には文学的要素があると思っていた私の衝撃
- 遺伝と知能の残酷な事実
- 無意識と脳の効率化
- 初期設定の脳の目的は「生存と種の保存」だけ
- 乙女の恋心と とにかくやりたい男心はまったく同じ「繁殖本能」
- 脳を初期設定から自分専用に変えるには
恋心には文学的要素があると思っていた私の衝撃
今まで「恋愛」「愛情」「好きという気持ち」というのは
どこか文学的な心(精神)がベースだったり内包されているモノだと勝手に思ってた。
だからこそ
恋愛やふたりの関係から生まれる感情や気持ちを
言葉で表現できる人が文学を生み出すんだとも思っていたのだ。
ところが、
「上達の法則」を読んで
本当の脳の使い方を科学的・論理的に知り
その後に「もっと言ってはいけない」を再読してみて
最初の30ページまでで
自分の大きな勘違いに気が付いたのです!
私の少女時代から変わっていない「ただただその人が好き」という
少女漫画こじらせたような 「そのまんまの君が好き」恋愛スタイルが
実は心の中でちょっと下に見ていた(ごめんさない;;)
「とにかく女とやりたい男心」と
まったく同じ「繁殖本能=性欲」でしかないとう強烈な啓示!
私がこれまでの恋愛で感じてきた
♪愛しさと~♪
せつなさと~♪
心強さと~♪
が、心にある文学的精神が引き起こしていたわけではなく
生存本能+種の保存のための繁殖本能だったとうわけさ。
順番でいうと先に
を読んでから
を読んでみて欲しい。
そうすると「乙女の恋心」も「やりたい男心」も実はまったく同じ
遺伝子のプログラムによるものだとわかる。
喜びや快感の絶頂点が違うだけなのだ。
恋愛に文学も芸術もそもそも無く
才能ある人達がその経験を表現しただけということか・・・・。
脳や心はよほど意図的に自ら鍛えコンロールできるようになった人(1割強)以外は
「ほとんど初期設定のまま自動プログラム」で動いているようです。
遺伝と知能の残酷な事実
の30ページ目までに何が書かれているかというと
①PIAACによる読解力・数学的思考力・IT活用力の習熟度を測る国際調査結果
<日本の結果>
- 日本人の3分の1は日本語が読めない
- 日本人の3分の1が小学校3~4年生の数学的思考力しかない
- 他パソコン活用能力に関する驚きの結果
<全体の結果から>
- 先進国の成人の約半分は簡単な文章が読めない
- 先進国の成人の半分以上は小学校3~4年生の数学的思考力しかない
- 他パソコン活用能力の結果
②無意識が持つ高い知能
③知能とポピュリズム
④知識社会に適応できるのは1割強
1度目に読んだ時は
この本に書かれている色々な調査研究結果を元にした
「知能や能力と遺伝の強い関係」の部分を
父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。
こちらの世界経済の話と結びつけて「そういうことか!」と興奮していたのです。
ですが2度目の再読で気が付いたことは
脳は遺伝子によりプログラムされた「生きる目的」である
『生存・繁殖(種の保存)』に脳力を集中させるために最適化されている、
ということ。
これめちゃくちゃ寒気するほどなんですよ(震)
①のPIAACの調査結果が如実に事実を語っているのです。
※詳しくは本書を読んでみて
無意識と脳の効率化
これまでにもナポレオンヒルの悪魔を出し抜け! (文庫)
などで「脳の省エネのための無意識に判断任せの思考停止状態の人が
世の中の98%もいる」というコトに触れてきました。
にはもっと詳しく残酷な事実が書いてあるのだ。
そんな中でも私が今回の気づきにいたった部分。
複雑で危険な環境で生き延び
より多くの子孫を残すためには、
脳は世界を正確に評価し、
瞬時に判断しなければならない。
だが私たちの意識はほとんどの場合
どれがいちばんよい選択かを見つけ出すには
あまりにも遅すぎる。
進化論的にいうならば、
私たちのこころは、
面倒なことを無意識に任せることで
もっとも効率的に働くよう設計されているのだ。
もっと言ってはいけない (新潮新書) 26P~27Pより
ここの部分まで読んで
「がーーーーん!」とした。
脳というのは「生存と種の保存」のためにプログラムされている。
脳は「生きのびるためと命のリレー」を唯一の目的につくられている。
初期設定のままでは
私たちの生きている意味も人生の目的も
「生存と種の保存」でしかないのです。
そして世の中8~9割の人は思考の省エネ化が進んでおり
「初期設定+無意識」で脳を使っているんです。
もちろん、私も。
初期設定から常にバージョンアップして脳を活用している人というのはこんな人です。
この本に書かれている「上級者」が1割の遺伝子による初期設定の脳から抜け出し
「自己の目的」のために脳を活用している人。
この本を読む限り
1割もいないと思うんですよね。
この本にあるように脳を使いこなしている人は
ナポレオンヒルが言うように多くて2%、私の予想では1%以下だと思います。
初期設定の脳の目的は「生存と種の保存」だけ
私ったら・・・
宗教やアニメやドラマや音楽や芸術など
先人たちの大いなる創造力に触れて
「人間は野生動物よりも進化し知性を手にした生き物」とか
恐ろしい勘違いしちゃってた。
人間の愛には動物たちの愛と違い文学的要素がある・・・とか思ってたわ・・・。
なかった!
文学も他の動物との違いもなかった!
少なくとも脳の構造や活用法を熟知し使いこなしていない限り
人間の脳も初期設定状態ではどこまでも「生存と種の保存」のためだけにあった。
なんなら、目的に集中するために他のこと考えさせないようにプログラムされてた!
乙女の恋心と とにかくやりたい男心はまったく同じ「繁殖本能」
ということは
脳の鍛え方も活用の仕方もまったく未熟で「上級者の脳」にほど遠い私の場合
私の脳は「生存と種の保存」のために最適化されているはず。
私の「なんだかわからないけど、この人がめっちゃ好き」的な恋愛も
実に本能的であり 種の保存からくる繁殖本能が働いた結果だったようだ。
条件とかじゃなく 相手が何も持たなくとも何者でなくても
「この人が好き」という私の恋心
とにかく女とやりたい男の心も
対象が「特定のひとり」か「複数か」の違いだけなのかもしれない。
結局は繁殖本能=性欲に動かされてただけやないか!?
知性を身に着けた人間のつもりでいたが・・・
私も単なるメスやったのかぁ…。
今まで「とにかくやりたい男心」を冷ややかな目でみておりました。
反省中。ごめんなさい。
脳を初期設定から自分専用に変えるには
上達の法則―効率のよい努力を科学する (PHP新書)を読んでみて
僧侶の「1000日修行」レベルに自己鍛錬した人が
初期設定の脳から自分専用の脳に設定書き換えできることはわかった。
「僧侶の1000日修行」とかニュース映像や関連情報に触れる度に
「私には無理だわ」「やはり修行僧の方は次元が違う」と思っていましたが
この思考がもうダメなんですよね。
私にできるか、できないか?
なんて考えている段階でダメ。
やるや、やらないか それだけ!
1000日修行した僧侶と私の身体の構造も脳も元々はそんなに違いはないんですもの。
相手を「すごい人」「他の人とは次元が違う」と決めつけて
「私にはできない、だからやらない」という言いわけと自己説得してただけ。
『上達の法則』を読むと
上達者たちの技能習得に挑む姿勢は1000日修行する僧侶に近いのです。
僧侶だって
イチローだって
二宮金次郎だって
私と同じ人間じゃねーか。
脳と体の鍛錬が違っただけだ。
もともと持っているモノはそんなに違わないはず。
蟻と人間、恐竜と人間とか程は違わない。
脳を鍛える決意と
やりたい男心への共感を得た私です。
男性のみなさん、今まで、どうもすいませんでした。
私も性欲から恋してたよ!
では、また~☆