そういう事か!? アメツチ(天と地)とアメクニ(天と国)の関係、
その違いがやっと理解できた私です。
◆カタカムナ第54首を詠む
声に出して音を響かせイメージしましょう☆
【カタカムナ第54首】
タマルツチ イカツツラナギ セカツキ
ハクミ アシハラ ヤクサ アヲヒト
では、第54首の解読へ
◆一音一音の示し
「タマル」
- タ(分かれる、分かれ出る)
- マ(真、間、現象界の間、受容)
- ル(留まる、湧きだす、存在する)
「ツチ」
- ツ(集まる、個々の、津々)
- チ(持続的に、凝縮)
ここから音を纏めて「ことば」にして解読を
◆タマル・ツチとは
「タマル」
- 分かれ出た間(タマ)として湧き出し、留まり、存在する (ル)
- 「タマ(球=微粒子の塊)」として場に湧き出し存在する(ル)
- 「タマ=霊魂」として場に湧き、存在する(ル)
「ツチ」
- 個々粒子が発生・集まり・カカワリ・凝縮を持続する
- (根源の力+エネルギーが)集まり・凝縮した塊
となるので
タマ=アマ~アマに分かれ出た「マ」
大宇宙~地球~小宇宙(個々の生命・現象)までのことで、
それがル~してツチ(凝縮して塊)となったものが「タマルツチ」
「この世界に生成された生命・現象」の中でも
かなり固体化・物質化・物体化が進んだ「塊」つまり「存在」。
ここは「ツチ」が理解・イメージできると話がはやいので
アメツチ・アメクニを知ることで理解を深めましょう☆
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◆ツチを知るための「アメツチ」と「アメクニ」
五行における「五元素」
⇒木・火・土・金・水
錬金術や西洋における「五元素」
⇒空気(風)・火・土・水・エーテル
「ツチ」というのがこの世界を構成する重要なモノだとわかります。
私はこれまで「天と地(アメツチ)」と「天と国(アメクニ)」を
ほぼ同一視しており、「天に対する大地・陸地」という認識でした。
しかし、今回「ツチ」と「クニ」が全く別な示しだと気が付いたのです。
こちらをご覧ください。
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「アメツチ」=天と地
あめーつち(天地)の意味を調べてみると
- 天と地、宇宙、この世界全体、乾坤
- 天の神と地の神、天神地祇
と、あり「乾坤」と「天神地祇の地祇」が気になり
更に調べてみると面白いことが分かったのです。
アメツチとアメクニの「ツチ」と「クニ」の違いが判明!
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赤枠を拡大すると「クニ・国」が現れるのだ!
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人が住むトコロ=国というのは
天と地の間(の空間場)を指すのです。
「天と地」の天の神・地の神の偉大な力を受け、
天地の生成力により生かされているのが我々人間(~地球の生命・現象)で
天と地の力の交わる空間場(生成の環境場)が「クニ・国」なのだ。
更に超面白いことに「天地=乾坤」とありますが
乾坤とは「乾(太陽)と坤(月)」のことなんだぜ~
ここまで来ると「クニ」というのが「山と海」を中心とした
生成の環境場(空間・界)であり
日本神話でも山と海の神々の層が厚いのも納得ですよね。
アメツチ(天地)の地=土が示す神~神力というのも
地球の内部~内奥(地核)の偉大な力のことだとわかるのです。
地球が発する電磁気力や運動エネルギーのことかな。
でも「月」が地・土の力と密接に関係していることも示されているようなので
もっと別の大きな力があるのかもしれません。
(つづく)