上達の法則―効率のよい努力を科学する (PHP新書)の「あとがき」を読んでいて
『この本はあとがきまでもこんなに濃いのか!?』と驚いている独女みつまるです。
学校で習ったこと、習うことに対して「こんなの社会にでて使わないし」みたいなこといっちゃう人はこの本の「あとがき」だけでも読んでみて欲しいっす。
学校で学ぶ意味
本来の大きな目的や意義が忘れられ
「良い成績をとる為に勉強する」
受験のための勉強や就職のための学歴へ。
こんなことを感じモヤモヤしている私に
「学ぶ意味」を再認識させてくれた
上達の法則―効率のよい努力を科学する (PHP新書)の「あとがき」の
一節を紹介します。
小学生に鉄棒の逆上がりや跳び箱を教えるのは
それらが役に立つからではない。
逆上がりや跳び箱ができる人が
クラスにつぎつぎと増えていく中で、
自分なりに努力し、工夫し、友達の応援などを受けながら
やっとできたという喜びを体験させるためである。
その喜びを経験した時に
子ども達は、それぞれ、何かを掴むのである。
上達の法則がその延長にある。
私も逆上がりに苦労した子供だったので
「あ~なるほど」と思った。
やっぱり、逆上がりって難しい課題なんじゃないか!
学ぶというコトは
「教えてもらった知識や技術」を自分のモノにするまでの
疑問の解決や創意工夫やデキる人の観察などの経験を通して
得る体験が大事なのですな。
できるか?できないか?ではなく
正解か?不正解か?でもなく
「デキるようになるまで」「正解を導き出すまで」どう思考し行動するか?
そして「できた!」「わかった!」時の喜びが自分の強い基礎になっていくのね。
また自分の得意なことや不得意なこと
他人の得意・不得意を知ることで
自分の個性や他人の優れた点を認めそこから学ぶ姿勢ができるらしい。
体育や音楽や家庭科や技術は
その直接的な技術習得の他に
脳での知識や記憶を整理・管理する「コード」を豊かにするので
できるだけ触れておいた方がいいなと思います。
「上達の法則」を読んで
脳での理解や記憶のシステムを詳しく知り
自分の中の表現を豊かにする必要性と
そのためにアートや文学、スポーツ、音楽など
自分以外の人の「表現」に触れる重要性がわかりました。
感性を豊かにする=自分の脳のコードを増やす
ことになるんですね。
言語化できないものは記憶できないわけですから
「月光第三楽章のような」とか自分でイメージできて感覚つかめる
表現を増やしておくべきですもんね。
ということで
色々な表現に触れて自分のなかのコードを増やしている最中の私でした。
では、また~☆