「科捜研のジョニデやないか!?」と観はじめたのですが、感得ティム・バートンの色がとても強く濃いので、この映画を一言でいうなら『科捜研のティム・バートン』です~
【映画 スリーピー・ホロウ~感想】
スリーピー・ホロウっていう伝説(都市伝説)のお話を
料理長ティムバートン氏が張り切って調理してみた結果がこの映画です!
表タイトル:「科捜研のジョニデ」
裏タイトル:「科捜研のティム・バートン」
を、心ゆくまでお楽しみください。
拷問による無理やりの自供・自白強要により、「疑わしき者」を犯人に仕立て上げ罰しまくっていた当時の警察のやり方に不満を抱いていた主人公(警察官)は科学捜査による犯人検挙を訴えていた。
警察組織内では浮いた存在の彼に、スリーピー・ホロウ村で起きた連続首なし殺人の捜査がいいわたされ、「お得意の科学捜査で解決してこいや~」と田舎へ飛ばされるわけです。
幼き頃の辛い記憶から「非科学的な妄想」に嫌悪感を持つ彼でしたが、この村で彼は…自分の目でそれを見て、自分の体でその刃を受け、魔物や幽霊、魔術、呪いによる殺人が「リアルに起きている」ことを認めざるおえない状況にのみ込まれていくのです。
魔術や術式に沿った呪いは「非化学」ではなく、そこには契約や幾何学図や法則性があるため、彼は目にしたり体験した超常現象から解析・分析をはじめ科学捜査で犯人に近づいていくのです。
やっぱね、魔術って古代科学だよね。
しかも「見えない力」を活用する術をきちんと術式にまで落とし込んでるのはマジで凄いよね。そんなところで勝手に「ティムバートンとは気が合うな~」なんて思えた私です。
顔面蒼白・白塗りのジョニデはやはり…いい!