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【実話映画】ビッグ・アイズ BIG EYES~感想:アート作品の価値は誰が決めているのか?

ビッグ・アイズ(字幕版)

アート作品の価値がどのように操作されているかよくわかる

あらゆる物の価値への認識が改められる実話映画です。

ただ「欲しい才能に恵まれなかった人」として見ると

また彼への想いも複雑になってきます(;;)

 

 

 ポップアート全盛期の1960年代に

世界中で大ブームを起こしたビッグ・アイズシリーズにまつわる

アート界における世紀のスキャンダルを描いた実話映画

ビッグ・アイズ(字幕版)

ビッグ・アイズ(字幕版)

  • 発売日: 2015/08/04
  • メディア: Prime Video
 

 

なんかね、口が上手いほら吹きが

いつのまにか嘘に嘘を重ねて成功していくんですが

結局は「欲しかったものは何も手に入っていない」んですよね…

 

承認欲求と金銭欲を満たすことで

成功者になった気分を味わえても

結局は「欲しかった絵の才能」は一度も手にできなかったという…

 

現代アート作品の価値がどう決まるのか?

その仕組みがわかりやすく描かれています。

 

 

映画「ビッグ・アイズ」あらすじ

ポップアート全盛期の1960年代

世界中で大ブームを起こした

どこか悲しげな大きな目をした子供達を描いた

「BIG EYES」シリーズ

 

その作者として一躍有名人となったウォルター・キーン

メディアをうまく使い、ビッグアイズを有名アートにした

その卓越したマーケティング能力!

 

テレビに出たり、セレブとのパーティー

各地を講演に飛び回り忙しい彼が

どんどん作品を制作していくその裏に隠されたカラク

 

実はビッグアイシリーズを描いていたのは

内気で口下手な妻マーガレットだったのだ!

リッチでセレブな生活を手にした夫婦…

だが結婚生活が10年を過ぎた頃、

彼女は真実の公開を決意する

 

アート界を揺るがす世紀のスキャンダル!

口が上手く、自分の嘘に酔っていく夫と

画家として、母として10年悩み続けた妻、

ふたりに訪れる結末は?!

 

1960年代の時代背景とマーガレットの最初の離婚

映画のはじまりは

1958年の北カリフォルニア

マーガレットは娘ジェーンを連れ

横暴な夫の元から逃げ出すように離婚に踏み切った。

 

この男性優位な時代に、当時はありえない事だった。

マーガレットは無職だったし、彼女には自分が描いた絵しかなかったのだから。

 

サンフランシスコで新生活をはじめたマーガレット

娘との生活のために何とか家具屋に就職。

子供用の家具にイラストを描く仕事をしていた。

 

でも画家としての成功を夢見る彼女は

日曜マーケットなどに出店しては

似顔絵を描いたりして絵を描き続けた。

 

この時代は家庭や職場だけではなく、

アート界でも「女性作家」は軽視されていたという…

この時代背景が2度目の結婚でも彼女を苦しめるのです。

 

ウォルター・キーンとの出会い

マーガレットとウォルターは

日曜市に出店する“画家同士”として出会います。

 

ウォルターはその口の上手さと陽気さで

自分の絵を売りさばき

隣に出店するマーガレットにも声をかけてきました。

 

ここからは夢見る芸術家同士

意気投合~ジェイミーの親権を守るための結婚まで

超高速で話が進んでいきます(^^;)

 

ウォルターはパリの街並みを描いた風景画

マーガレットは大きな目の子供の絵を描き

ウォルターは2人の絵をギャラリーに売り込みに行ったり

ジャズクラブや酒場の壁を借りて展示販売しいたり

いろいろと画策して行きます。

 

この男には絵の才能は無かったのですが

口がうまく人の心の掴み方が巧みで「売る」才能があったのです。

 

スキャンダルが生んだ成功のきっかけ

そもそもキーン夫妻の作品は誰にも見向きもされていませんでした…

ギャラリーでは

ウォルターの絵は「つまらない風景画」、

マーガレットの絵は「目が大きすぎてグロテスクで不気味」、

そう酷評され追い返されていたし

 

ナイトクラブの壁を使っての展示でも

酔った客は絵なんて観ていないし、興味がない。

時々、マーガレットの描く悲しげな子供の絵に魅力を感じる人が現れるくらい。

 

アートの価値を決めているのは誰か?

ウォルターの言葉が真実を突いている気がします。

「画廊オーナーと評論家が集まり

 浜辺でランチを詩ながら絵の流行を決めるんだ」

 

ファッション界もどの業界も結局はこういった構図の気がする(--;)

 

ところが、

自尊心が強く喧嘩っ早いウォルターが

壁を貸してくれているクラブのオーナーで

有名人であるバンドウィッチと大げんかをし

マーガレットの描いた絵で彼を殴ったところが

新聞記事となり注目を集めます。

 

ここからこの特徴あるビッグアイズの絵に

世間が注目しはじめるのです。

 

そして天性の詐欺師であり営業の才能あふれるウォルターは

この成功体験を活かし、メディア(新聞記者)をうまく使い

どんどん成功を大きなものにしていくのです。

 

ウォルター・キーンの嘘と才能

ウォルター・キーンは「画家としての成功を夢見ていた」

こと以外は全部ウソで身を固めた男だったのです。

たぶん自分自身も自分の嘘にのみこまれて

現実を見失っていたんじゃないかな?

 

その嘘のレベルが凄いので是非映画をみて確認してほしい。

 

彼はその嘘つきで作り話を大げさにする才能(?)と

人の心を掴む話術にプラスして

元々不動産会社を起こし3年目でそこそこ成功していた

凄腕の営業マンとしての能力を活かして成功と大金を手にします。

 

  • ウォルター・キーン画廊開設(絵はマーガレットに描かせる)
  • 多くの人がギャラリーのチラシだけを持って帰るため、チラシを有料に!
  • 有名人や話題性のあるところに絵を寄付しニュースにする

こうして

ポップアート界で成功を手にしていくのです。

 

でも、もうここまで読んでお気づきかもしれませんが

ウォルターには絵の才能がないどころか

そもそも「絵に対する情熱が無い」のです。

もっというと「最初から1枚も自分で絵を描いていない」のです。

だからアクリル絵の具で描いたビッグアイズの作品を

「油絵」として客に説明したりトンチンカンなこと言っちゃうの。

 

ウォルターを知るアート界の女性曰く

「彼は女性画家と片っ端から寝ているような男よ」

この言葉の裏にはマーガレットより前から

作品泥棒をしていたようなのです…嘘にも盗むことにも罪悪感が無いのかぁ

 

支配的なウォルターと闘う気になったマーガレット

ウォルターとの結婚のきっかけは「娘の親権を守るため」でした。

離婚の決意をするのも「娘を守るため」でした。

 

娘を守るためにウォルターの横暴な支配に10年耐え

そしてまた、彼が娘を危険にさらしたことで

娘を守るために離婚を決意。

 

そして、娘のように大事に思う「自分の絵」も

闘って守ることを決意するのです。

 

やっぱり口の上手い男って

自分の支配下に人を誘導するの上手!

陽気で話しのウマすぎる人にはご注意ください。

 

アートの価値とは?BBAの考察

アートの価値とは?

(他の物の価値にもいえるかも)

 

そこに、どれだけの「物語」を人々がみることができるか?

で決まるんじゃないでしょうか。

 

ゴッホが死後にとんでもなく評価されたのも

あの壮絶な生き様あってこそ、あのタッチに魂の叫びを

勝手に観る側が想像しちゃうからではないのかしら。

 

その意味では、

ビッグアイズは壮絶な物語を背景に抱えることとなり

アート性はますます深まったのではないでしょうか?

 

作者の情熱もあるでしょうが

観る側の想像の大きさのほうが「アートの価値」への影響力は大きい気がします。

 

そして観る側の想像を刺激するのが「作品が持つ物語」でしょうね。

なんか、いろいろ世の中の仕組みわかってきた気がするわぁ

 

人はいい加減だし、

人は皆、勝手な夢を見ている

すべては幻想で

儚いものなのかもね

 

面白い!

 

では、また~☆

 

 

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