はい、次は歳神様へ御供えする「鏡餅」編だよ~
「門松」について書いた時に
”歳神様を家に招くための目印だよ~”ってお伝えしました。
今回はその続きの「鏡餅」についてだよ~
◆歳神様にとって鏡餅とは
さてと、お正月の準備をすすめましょうかね。
「鏡餅」飾ってるか~い?
何かと伝統行事が簡略化されがちですが、
日本の伝統習慣・しきたりに込められた「意味・意図」を知り
自分の中に咀嚼し これからは向き合ってみて。
【鏡餅とは】
歳神様への御供え物にして、歳神様の依り代なんだって!
つまり、
新年、元旦に家に来て頂いた歳神様が
鏡餅を依り代として正月を我が家で過ごしてくださるってことらしい。
”鏡餅に座られてる”
”鏡餅が我が家に於ける歳神様のお社”
こんなイメージを描ければいいんじゃなかろうか。
ということは「鏡餅」が準備できていないと
歳神様をせっかく家に招き入れても
”座布団も坐さず、立たせっぱなし”の状態になってしまう危険性が。
めっちゃ失礼やないか~!!
◆「鏡餅」音の響きに込められた呪力
瀬戸陶芸社 玩具工房 陶製鏡餅 餅約径8.5×高11.0㎝(150g) 台約奥9.0×幅12.0×高0.7㎝(31g)
ただの鏡ではなく、三種の神器の「ヤタノカガミ」であり、
神社などに祀られている「神鏡」を模したもの。
カム界とアマ界の「境界」であり、通路・関門。
また鏡は太陽を映し輝きを放つので「天照のウツシミ」ともとれる。
「鏡餅」という名(音の響き)によって、神鏡の神気が写されている。
◆鏡餅の形状・形式にも秘密が!
なんと大小二段に重ねられた餅は
「太陽(陽)」と「月(陰)」の”重ね合わせ”の状態を表しているんだとか…
潜象の力(アワ)+現象界の力(サヌキ)の
左渦+右渦の力の合わせを示している、ともとれるね。
私から見ると、この「鏡餅の形状」ってのは
天ー葦原中津国ー地の三界を示しているように思える。
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ガラスの白い鏡餅(LL) glass calico グラスキャリコ ハンドメイド ガラスアート 化粧箱付 オブジェ 置物 特大 お正月
一番上「橙(みかん)」=太陽(天照+高天原)
二段目の小丸餅=葦原中津国(国、人間界)
三弾目の大丸餅=地(自然・地球~地中・地核)
もしかしたら、もっと壮大な意図が込められているのかもしれない。
山や、ピラミッドに通じる形状なのかもしれない。
とにかく、「鏡餅が何を模しているのか?」を考えながら
眺めていると鏡開きで頂くお餅が格別なものに感じるはずよ~
自分のイメージ力を最大限活用して想像してみて!
(つづく)