日本人の音へのこだわりを探るべく
伝統芸能に生きる楽器「能管」の世界へ
こういった竹製の笛で「能楽」で用いられる楽器でございます。
- 竹製の横吹き笛
- 指孔は7つ
- 形状は雅楽の竜笛に似ているが独特な造りと音を持つ
「能管」の作り方がまー独特なんですよね。
その独特な造りはすべて「求める音」の為なんですけど。
見ためそっくりな竜笛との違いといえば
管の内部に「喉・のど」と呼ぶ別の短い竹管が入っており
”わざと”
音高が一定せず、平均律的な旋律が吹きにくいように造られております。
喉以外にも随所にこだわりの加工が見られ、
それによって複雑な音が響くようになるのです。
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フクラと呼ばれる低音+セメと呼ばれる倍音+そしてヒシギ音(高次倍音)
これらが能管から響くのです。
特に「ヒシギ音」が大事で、この音というのは
神道の神降ろしの石笛(磐笛)の音を求め
能管に反映したものなんですって!
故にヒシギ音=神降ろしの音といわれているわけっす。
ここまでの話を聴いて「能管」にどんなイメージを持ったでしょうか?
神に近い、神聖な楽器の様に感じますよねぇ。
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実は非常に興味深い話があるんです!
能管の材料として最高とされるのは
”古い民家の屋根の骨組みに使われていた竹”だというのです。
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詳しくはこちらの本を読んでみてね~
こちらの本によると
”囲炉裏の煙でいぶされたすすけた竹が重宝される”ということですが
私はカタカムナ×日本神話の示しから「屋根の骨組だった竹」って処に
もっと重要な意味がある様に思うのです。
まず生み出したのが「家宅六神」でしたよね。
その中に屋根に関わる神が2柱おいでなのです。
アメノフキオ神とオオヤヒコ神の音の響きも興味深いでしょ。
私がカタカムナで読み解いたところでは日本建築の「屋根」というのは
たぶんピラミッドと同じようにカム界~宇宙のエネルギーを受信する装置で
もしかしたらこちらのエネルギー(意識)を発信もしているかも。
だから、カム界の力を宿す笛を創るために
屋根に使われていた竹から創る必要があったんじゃないか、と。
日本神話では「家宅六神」=家に関わる神々とされていますが
カタカムナの解読を52首までつづけ気が付いたのです
「三貴子」が登場により「太陽・月・地球の存する惑星宇宙」が始まり
それ以前はもっとカム界よりのことが示されているんじゃないか?と。
ってことは、家宅六神が示すものは「家」や「神殿」のことではなく
「諸界」そのものの造り・生成を司る神々(力~法則)の示しじゃないか、と。
今の私たちよりも巨大なスケールで
この世界、この世界が関わる多次元宇宙を
古代から日本人は捉えていたのかもしれません。
トートが示す通り、知れば知る程
「答え(目的地)」が遠のいていってしまう現象に遭遇中です。
(つづく)