プロ独女のライフハックブログ

BBA独女みつまるが「今」気になることを追いかけ綴る人生冒険日記

【日本魂】安岡正篤氏に学ぶ~人間学:「天を包む」

古神道の秘儀にも「折る・包む・むすぶ」があるんだよね。

私が尊敬する賢人・哲人「安岡正篤」氏ってこんな人

 

 

 

 

 

本日は、安岡先生が建てた研修所の応接間に掛けられているという、

安岡先生自身の揮毫(きごう:毛筆で文字や絵をかくこと)の詞をみていきたい。

”布能く物を包み 身能く徳を包み 心能く天を包む”

 

「能く(よく)」は漢詩からきていると考えると「~できる」という意味だろう。可能の「能」やな。更に「能く=十分に、念入りに」の意もあるので、「しっかりと包むことができる」といっているようだ。

 

布は十分にしっかりと「物」を包むことができる、

身は十分にしっかりと「徳」を包むことができる、

心は十分にしっかりと「天」を包むことができる。

 

”布が物をしっかりと包む”イメージを最初に描き見せてくれてからの~

「身は徳を」「心は天を」布が物をしっかりと包むように「包む(内に収める)」ことができる、と示してくれている。

 

「身は能く徳を包む」ということは、徳を内に収め 行動に移すことが本質だろう。

注目してほしいのは「心能く天を包む」なのです。

 

われわれ人間は無限にして偉大な生命が何らかの機縁によって、たまたま一定の存在になりヒトツの形態を取った、無限の有限化の存在だと安岡氏はたびたび語っている。

だから有限化された己を「常に本質である無限と一致」させることが真理・道理なのだそうです。

 

そうして己の生命を本質である「無限と一致」させることができたならば、無限偉大な「天」までも人の心は十分にしっかりと包む(内に収める)ことができるというのです。大宇宙をすっかり自分の内にとり込めるのです。

そのくらい人の心は無限の力をもっているということを教えてくれている。

 

なんとなく、アインシュタインの思考実験思い出した。

自分の内にこの世界・大宇宙をそのままとり込んで、更にそれを動かすことができるってことよね。その逆も可能なんかもしれんね。

古神道の秘儀の「折る・むすぶ」が内→外への作用を現す術なのかもしれません。

 

(つづく)

 

 

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