虚空蔵求聞持法により空海が感得した「この世界の響き」とは何か?
カタカムナ、日本語の響きと神秘の構造、古事記の解読により「古代日本から伝えられている智慧」に触れようとしている私です。
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カム×アマの力を覚醒させるための「正しい肉体の使い方」があるのではないか?
肉体も覚醒すれば、我々の想像を超えた力・能力を発揮できるんじゃね?
と思い、今は「合気道の祖・植芝盛平」氏が説く合気道の世界を覗いております。
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山に籠り「虚空蔵求聞持法」を成し遂げ、神秘体験をした空海が聴いたという「この世界の鳴り止まない響き」とは何か?
空海のこれらの言葉が語る「響き」とは何か?
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「谷響きを惜しまず、明星来影す」
「五大に響きあり、十界に言葉を具す、六塵ことごとく文字なり」
”自然は響きに溢れ、この世のすべては響きであり、それは言葉であり文字である”
こういったことを空海は述べていますが、この「響き」が古代日本~古神道が説く「言霊」に通じるものではないか?というようなことが
古事記と植芝盛平 合気道の神道世界 の中で語られております。
それは「求聞持法」の成就で得られる御利益に関係しております。
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一般には「記憶力増大法」とされているようですが、「虚空蔵求聞持法」は虚空蔵菩薩(アーカーシャ)と繋がる為 にもっとすごい御利益が得られるのです。
「ひとたび耳にし、目にした経文の意味がわかり、決してそれを忘れることはない。そのほかにも色々な利益を限りなくもたらしてくれる」
経典にある経文を「読む声(音のヒビキ)」と書かれた文字を見ることで、経文が説く世界と直接つながることができるようになるのです!
虚空蔵菩薩と繋がるということは「アーカーシャ(宇宙の無限の智恵と慈悲)」に繋がるという事なので、すべての叡智・智恵・教えと繋がるわけです。
その時、空海とその世界を繋ぐものは「響き」であり、響きが創った言葉であり文字なのです。
ってことは…我々と一元を繋ぐものは「響き」であり「言葉」「文字」ともいえそうです。故に我々と一元を繋ぐ「響き」もつ言葉・文字を「言霊」というのではないでしょうか。単なる会話手段としての「言葉」ではなく一元と繋がり・交流するもの。
「一元と繋ぐ」=「一元とのむすび」
これが「気体のむすび」の本質であろうと思われます。
気体のむすびを成すのは「響き」の感得であり、そこから言葉と文字に一元とつながる「言霊」の霊力が宿るのではないでしょうか。
(つづく)