や、やっと朝永先生のところまで追いついたで~
(追いついたといっても、まだ「理解」には至っていないのが本当のところっす)
無知な私に「量子論の世界」をやさしく案内してくれる1冊
量子論~量子物理学の飛躍ということで、湯川先生に続き朝永先生の登場なのです!
実は私、湯川先生の「中間子」の存在の予言は「そうか!こりゃすげーことじゃん」とその発表の”凄さ”を理解できたのですが、まだ朝永先生の「くみこみ理論」を「そういうことか!」まで理解できておりません。
なんとなく、「くみこみ理論によって駒を先に進めることができるようになった」というようなぼんやりした認識しかまだないのですが、頑張って朝永先生の智に少しでも近づきたいと思います。
朝永先生の功績については無知に等しい私ですが、なぜか朝永博士=鏡の中の物理学という言葉・組み合わせは知ってたんだぜ~
やはり読んでおくべき書であったか…と今にして思うております(未読)
湯川先生同様に、ありがたいことに朝永振一郎先生も書籍を多く残してくださっているので今からでもその書をよむことで、少しでも天才の思考・脳内を覗くことができる~わくわくすっぞ。
1949年度のノーベル物理学賞を湯川離博士が受賞し、
1965年度のノーベル物理学賞を朝永振一郎博士が受賞したんだぜ~
なんか日本の物理学に光を感じる展開ですな。
朝永博士は他二名との共同受賞なのですが、その三人の受賞理由は『量子電磁力学の基礎的研究によるもの』だそうです。
この式を成り立たせるための「?」部分に貢献したってことだろう(私の理解)
電磁気学に量子論を適用する試みは「場の量子論」によって行われていたのですが…
当時の理論には「ある欠点」が在ったのです(;;)
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その「欠点」とは
当時の理論では、電子と光子が相互作用する様子を計算すると…
”電子の質量やエネルギーが無限大になってしまう⁉”という、
「んなわけねーだろ」な欠点があったんです(^^;)
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この欠点に対する「対処法」を生み出したのが朝永先生たちなのです。
共同で受賞したけど、共同研究ではなく、それぞれ個々に「くみこみ理論」を提唱していたようです。
「くみこみ理論」がどんなものかというと、
”実験の結果得られる電子の質量や電荷=これは光子を放出・吸収する時のもの”
故に、光子と作用していない”本来の・裸の電子”の質量や電荷とは違う値に成っている
と考え、「ならば、こうしよう!」と
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従来使っていた「光子と作用していない”裸の電子”」の質量や電荷の理論値に変えて、実測値を代入すれば「無限大」問題を回避できるじゃん!ってことやな。
こうして「くみこみ理論」を基にした「量子電磁気力学」は様々な成功をおさめているということなので、これでだいたい合ってるってことでしょう。
「なんだかわからないけどそうなってる」し、辻褄もあってるわけですが、この「実測値の代入」っていう手段は真の解決法に非ずという意見もあるようです(難しいのぉ)
でも「駒を先に進める」って姿勢は大事だと私は思う。
そもそも「量子論」が示すのは「絶対はない」「完全な客観性はない」ってことやないんか??
まー私も先に進むことにしよう。
(つづく)