インスタント化・大衆化（大衆に個々人がのみ込まれ、全体は白痴化）が進み、組織化・分業的専門化の加速で「智の分断」が深刻さを増してゆく中で生きる我々…
そんな我々（日本を愛し、日本の発展を願う心ある日本国民）がこの時代に「どう在るべきか」が問われております。
政界や経済界の偉い（偉そうな）人達が自分たちの私利私欲のままに 日本侵略を工作する勢力や組織に「日本と日本国民」を裏切り差し出しているようにしか見えない…日本人は家畜化され搾取され消滅してしまうのか…と不安と絶望の前に動けないでいる人に是非読んで欲しい一冊があります。
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近代文明社会の堕落、世界の堕落、日本の堕落を見つめ、そこから日本が立ち上がり真の現代文明社会を築くために「時代を担う人材育成」に尽力した安岡先生、その先生が昭和36年に3泊4日の講演（研修）で語った内容が1冊にまとめられたもの。
今の日本を生きる我々に「明かり（燈火）」となる1冊です。
では、今と今後の「ますます物を考えなくり、インスタント化が加速し、どんどん機械的になってゆく時代」に生きる我々の「課題」をもう一度しっかり見つめておきましょう。
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こうした「真の改造・建設」をやる人に如何にして成り得るか？
これが今の心ある日本人の皆に衝き付けられている究極の問題（課題）です。
安岡先生はこの問題は、突き詰めていくと「身計」に繋がると説きます。
「身計」とは、ざっくり云うと『社会の中で自分はどう生きるか、どう在るか』を自分で考え・見極め・計画を立て実践してゆくこと。
先生曰く
社会人として、経済人として、政治人として、教育人として、如何に「これ（究極の問題）を考えてゆくか、これが身計。
今の日本に生きる「（日本を愛し、日本を想う、誠の）心ある日本人」は皆、
- 日本社会の中にいる社会人としての私
- 経済活動の中にいる経済人としての私
- 日本の政治に関わる（参政権をもつ）政治人としての私
- 日本の教育に関わる（子供たちの手本となるべき）教育人としての私
の自覚を持ち、それぞれの立場の私が「どう在るべきか」を考え、計画を立て行動してゆかねばからないというのです。
経済人・政治人は何も政財界の力ある偉い人達だけではないのです。
教育人も教育職につく人のことだけをいうのではないのです。
私はこのことが「思考」から抜け落ちておりました。
つまり、日本社会の問題をそれぞれの現場・立場の専門家たちが対処・解決すべき問題だと心の中で当然のことのように思っていたわけです。
私もそれらの問題の「中の人＝当事者」だという意識が極薄…というより無かったね。
こうして「当事者」「私もその現場の中にいる」と思い、
日本の政治、経済、教育を見つめ直していくと「いくつもの嘘」や「おかしな常識」や「歪み・狂った体制や組織」が見えてきたのです。
ぶっちゃけ今はこの世の中、「大衆にとっての現実（大衆が認識している世界・社会）」というのはほとんど「嘘」でできている妄想・幻想・捏造の洗脳だと今の私は思っております。
でも「全部嘘」だとわかって、絶望したかというとその逆なのです。
全部嘘なら、現実を塗り替えるのも嘘を吹き飛ばすのも簡単なんじゃないかと思えてきたからです。嘘は根拠も実態もない捏造話ですから。
（つづく）
