ヨーロッパ映画の時間軸がねじれる演出のサスペンス(?)
親子の影響しあう呪縛や血縁の鎖を考えさせられる作品。
どうも~映画好きなプロ独女みつまるです。
今日の映画は・・いつものホラーやサスペンスやサイコ映画とは
テイストが異なる作品かなって思っております。
DVD版のジャケットだと
情報がたくさん。
この映画は監督の意向なのか?
原作通りなのか?
わかりませんがミステリーの謎解き要素は少ないです。
どっちかっていうと
人間のどうしようもない「血縁の呪縛」を描いていると
私には思えた作品。
殺人犯とレイプ事件の被害者と加害者が織りなす血の呪縛や
望まない血縁が招く悲劇とでもいうのかな?
1つの犯罪が親子3代にわたって苦痛や不幸をもたらすのですが
その苦痛は被害者に襲い掛かってくるのです。
むむむむむ・・・。
映画ポスターの刑事が追う事件の中の被害者・加害者の関係の他にも
刑事自身も娘との関係に悩んでおります。
刑事を悩ます娘の行動もまた事件の中の血縁の呪縛の親子に通じる部分があったり。
人は生まれて意思を持って行動・生活しはじめたら
親子や血縁関係に関係なく
関わる人、存在を認める人、自分の人生に招き関わる人を
自分の意思で選択していいんじゃないかな。
血は血液であり
肉体維持以上の力はなよ。
血は人を支配はできない。
ちょっと胸が詰まる作品です。
2組の親子(父と娘)に関しては
娘を思う父親の愛が苦しくセツナイ(;;)
世の中には事件化されていない
被害者が多いんだろうな・・・と考えさせられる作品です。