この映画は労働者階級の胸をえぐり、友好的紳士的に近づいてきて
金に困っている人を心理誘導から支配、その後破滅させ楽しむ金持ちの
嫌なところがギュギュギュッと詰まった現代「金」社会を凝縮した映画です。
どうも~炊飯器で「おでん」つくりにはまって
調子こいてたら、普通に米を焚こうとしたら炊飯器がエラー祭りで
あせったプロ独女みつまるです。
超あせったっ。
でもなんとか直したわっ。
今日の映画はホラー的怖さはないけど
このポスターの場面の意味が分かると悲しみというよりも
胸の苦しさがとまらない作品です。
登場人物はほぼ4人!
その4人の1晩限りのゲームのお話です。
このゲームの勝者は誰なのか?
じっくり考えながら鑑賞してほしい作品です。
- 現実社会のマネーゲームそのままにプレイヤー4人を紹介
- 金持ちの自宅での2次会で本当のゲームがはじまる
- だんだんゲームが過激になっていく裏で出来上がる関係
- ゲームのゆくえとゲームの勝者
- おまけ:完全私目線の解釈と感想
現実社会のマネーゲームそのままにプレイヤー4人を紹介
◆主人公:グレイグ
可愛い奥さんと生まれたばかりの息子を愛する心優しい男。
善き夫であり父であろうと頑張る車の整備工。
しかし、アパートの家賃滞納により督促状が・・
妻に会社に昇給交渉をするようお願いされ
意を決してたところにリストラ勧告!
どうしていいかわからず、
その日は珍しくひとりバーに行き酒を飲んでいた。
そんな時に高校時代の友人にであう。
◆主人公の古い友人:ビンス
グレイグの高校時代の友人。5年ぶりの再会。
と言っても特に仲がいいとかいう関係ではなく
どっちかっていうと いじめっ子といじめられっ子に近い関係。
借金の取り立て業をしている。
仕事の為に子供の前でその父親の指を折ったこともあると話す彼。
そういう彼もまた金に困っているし、
まともな仕事につけない自分への「負け犬」意識を胸に抱えている。
◆バーで偶然出会った 美人とその夫という金持ち夫婦
凄い美人の奥さん、
そしてすごく金持ちな旦那さん
バーで飲んでいたところビンスと旦那が意気投合し
4人で飲むことに。
もちろんこの金持ち旦那が気前よくバンバンみんなに酒をふるまい
バーのスタッフにもバンバンチップを配る。
そうしてバーの中で4人は
おふざけゲームをはじめる。
「〇〇できたら$$$$$!」ゲーム。
やり遂げたら金がもらえる単純なゲーム。
はじめはまったく平等というか対等だったこの4人のプレイヤーの関係の変化に注目!
金持ちの自宅での2次会で本当のゲームがはじまる
バーで他の客へのいたずらにより
殴られ気を失い倒れたグレイグを抱え3人は
金持ち夫婦の豪邸へ。
ここから本当のパーティーとゲームがはじまる。
金持ち夫に呼ばれハイになる粉を獲りに彼の部屋に動向したビンスは
薬粉と一緒に100ドル紙幣の束の山を目にする。
Q:大金を目にしたビンスはどうしたでしょうか?
↓
A:グレイグを誘って金持ち夫婦を脅して金を奪おうと画策
Q2:いやがるグレイグを無理やり仲間にしたビンスの作戦はどうなったでしょう?
↓
A2:軍人張りの強さを見せた金持ち夫にあっけなく形成を逆転される。
強盗犯として警察につきだされる(><)と思った二人に
金持ちは怒鳴りながら意外なことを言いはじめます。
「この金はゲームでどうせ君たちにやろうと考えていたのに!」
「この金は奪わなくてもゲームで君たちのものになったのに!」
と声を荒げたと思ったら
「さぁどうする、ゲームを続行するか?」と彼らに問います。
この家に入った時も
既に「俺はもう家に帰りたい」と言いだしていたグレイグに対して
金持ち夫は「好きにしていい、帰りたければ帰っていいんだ」と
ゲームにしても挑戦するのも、参加するのも彼らの判断に任せていて
強制はいっさいしません。
だんだんゲームが過激になっていく裏で出来上がる関係
ゲームはだんだん
金持ち夫が「〇〇できたら$$$$払う」というものから
「〇〇先にできた方に$$$$払う」という二人を競わせる傾向が
どんどん強くなります。
もちろん払われる賞金額も大きくなっていく。
大金を目の前に「ゲームをやめる」という選択ができなくなっていく
グレイグとビンス。
美人妻に気に入られたグレイグに金持ち夫は
「妻とやったら$$$$ドル」と言い出した!
もちろん自分の奥さんを愛する彼は拒否するが
なかば押し倒され上にのられみんなの目の前でやり遂げた。
この美人妻を狙っていたビンスはグレイグにイライラを募らせる。
またグレイグもズルばかりで賞金を奪っていくビンスにイライラを募らせる。
ここで金持ち夫婦が巧妙に仕掛けたゲームの場が完全に出来上がった!
もともとはバーで出会ったまったく対等な4人だったのに
いつの間にか関係性が出来上がっていた。
- ゲームの課題とルールを決め賞金を支払う金持ち夫
- ゲームの支配者となった夫の横で自由奔放にゲームを観覧する妻
- 賞金の為にゲームにプレーヤーとして参加し闘う2人
きがついたら
奴隷同士を闘わせて楽しんでいた時代のコロシアムのような場が整っちゃてる!!
命を懸けて闘う奴隷と暇と金を持て余す娯楽に飢えた貴族。
場を作り、
場の支配権を持ち、
場のルールを決めるモノ
だけが必ず勝ちます。
そうでない人はその場に誘い込まれて
入ってしまったら駒になるかカモにかるか奴隷になるか・・・。
カジノやギャンブルのように
胴元には絶対にかなわないけどその「場内」でのポジションとって
踊らされているふりして戦略的に生きるか?
ちなみにこの場は4人ですが
大きな「場」を持つ人ほど巧妙で策士で頭がいいので
気をつけましょう。
ではこのゲームがどうなったか?
見ていきましょう。
ゲームのゆくえとゲームの勝者
では本当の場が整ってからのゲームの様子を見ていきましょう!
金持ち夫は言う。
「小指を切り落としたら1万ドル」
「どうせ小指なんて対して使わないんだから」
↓
ぎゃぁーーーーーーー!!!
しかもビンスに小型の斧みたいなので切断させた!!
ご丁寧にアイロン準備してあって切り口を焼いてる!!
ここから無茶苦茶にゲームがすすむ。
金持ちが買っていた小型犬をばらして皿にのせ
「食べきった方に$$$$ドル」
↓
次は「さっき切断した小指を食べた方に$$$$ドル」
↓
最後は「一方を先にコロした方に2万5千ドル」(※もっと多かったかな?)
このゲームで誰が生き残り
誰が本当の勝者だと思いますか?
その答えであなたが人生で大切にしているモノがわかるかもしれませんよ。
おまけ:完全私目線の解釈と感想
金持ち夫婦のえげつない賭けに巻き込まれた「金に困っている」貧乏人2人。
この一連のゲームは初めから
金持ち夫と嫁の2人の少額の賭けゲームだったのです。
「どっちの男が生き残るか?」
金持ち夫婦の遊びの賭け事の駒にされたグレイグとビルスは
「金に困っている」状態から「目の前の金が欲しい」という状態に
巧みに心理誘導されていきます。
この金持ち夫婦のホントに悪趣味で悪質な所は
誘導しながらも二人の男の葛藤する姿を見ようと小細工をするのです。
↓
美人妻を狙っていたビルスではなく、
あえて愛妻家のグレイグに妻を抱かせ精神的ショックを与えある。
ふたりに「あいつを殺せ」と言っておいて
バーで一緒の時から妻がスマホで撮影していた
ふたりが楽しそうに飲んでいる姿やはしゃいでいる写真を
プロジェクターで壁に映し出すのです。
とことん性格悪い金持ち夫婦だぜ!!!
◆以下超ネタバレ---------------------------------------------------------
最終ゲームで4人はどうなったのか?
私は常に「家族のため」「家族の生活のため」とこのゲームに挑んで
小指も友人も失い、妻への愛も穢されながらも戦い抜いたグレイグも
最後に金よりも友人をとったビルスも2人とも勝者だと思う。
家族の為に金と自分の命を最優先で決断した善き夫・善き父、
金の為に友人をコロすなんてできないと決断した男も。
この時、2人は金持ちの支配よりも自分の意思で決断しているもの。
しかし・・・
金と暇をもてあます金持ちが全然幸せそうじゃない描き方!!
貧乏人を金で釣って弄ぶしか「楽しみがない」って・・相当つまらない人生じゃん。
酒飲んで薬やって人を弄ぶことでしか面白いこと作れないなんて・・・
愚の骨頂やで!
金は必要。
金はあったほうがいい。
金は確かに今の時代「力」にもなる。
金は多く持つ人も無い人も結局は支配する。
金の支配から身を守るには知識と教養と創造力だね。
創造力は「知識と教養と経験の総量」に比例するので
自分の脳にたくさん情報インプットしていかねば。
「家族のため」と大きな犠牲を払って闘い続けるグレイグの姿に震えた。
世の中の「家族のため」に頑張っているみんなの姿に重なる。
教訓:見ず知らずの気前のいいなれなれしい奴には気をつけよう!
では、また~「家族のために」頑張るみんなに幸あれ
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