プロ独女のライフハックブログ

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【独女深夜映画部】「ラスト・エクソシズム」嘘と本当、善と悪はあざなえる縄のごとし~集団の狂気・洗脳・幻覚の仕組み

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善悪はあざなえる縄のごとし

最近多い映画の中でカメラで記録したテープを再生している風の演出。

エクソシスト」を演技でこなしていたクソ牧師が

最後本当の悪魔祓いになろうとしたお話。

 

 

どうも~プロ独女みつまるです。

今日は割と後味の悪い映画「ラスト・エクソシズム」を紹介するよ。

 

ラスト・エクソシズム(字幕版)

ラスト・エクソシズム(字幕版)

 

少女のエビぞりポスターはもはやホラー界の流行りなのか?!

 

この話は往年のエクソシスト(悪魔祓い)映画とちょっと毛色が違います。

なぜなら悪魔祓いしている牧師が「悪魔の存在を信じていない」から。

 

主人公の牧師さんは宗教にどっぶりの牧師さんではなく

日曜礼拝もテレビショーや舞台のように演出して盛り上げる

いわゆる俗世間代表みたいな人です。

 

ただくだけた牧師様、ユーモアあふれる説法

悪魔祓い経験数も多く、みんなに慕われています。

悪魔祓いは手品みないな仕込みの道具と

言葉巧みな心理誘導で今までこなしてきたらしい。

 

そんな彼が「エクソシストの裏側をばらすよ」と

ドキュメンタリー制作のカメラが彼を密着する形で

その時撮影されたテープを私たち観客は見ているという設定で進むよ。

 

そんなに驚く展開もすごいシーンもないのですが

狂った人間たちが起こす狂気の人間劇のいくつかの法則は見えてきたよ!

 

 

人間とは「思い込み」の動物である

 

個人レベルで見ても

私の見ている現実とは「私が現実と思い込んでいるもの」であるように

あなたが現実と思っていることもすべて

「あなたが現実と思い込んでいるもの」にすぎない。

 

 

これが集団になるとちょっと複雑になるけど結局は同じ。

その集団が「現実と信じるモノ」がそこでは現実になる。

集団は個人の集まりですが、

集団の中でより「強い思いこみ」「影響力強い人の思い込み」が

その集団の現実になる。

 

 

このことがよーくわかる映画になっています。

 

ここでバカにできないことは、

思い込みの力というのは物質化するということ。

まー全ては原子レベルまでいってさらに奥まで喉いていけば

振動するエネルギーですから。

 

最近見た「ザ・ブルード 怒りのメタファー」なんてまさに

精神科の治療を受ける奥さんが怒りを腫瘍として物質化し外に出し

更に外に張り出した子宮の中でその腫瘍を胎児にして思うままに操れるという・・

なんとも恐ろしくもなくもない気がする話。

 

 

dokujyolife.hatenablog.jp

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ここを踏まえて

いんちきエクソシスト牧師と

本当に狂ってる牧師と

悪魔憑きの少女の編む狂気の縄を見ていきましょう。

 

 

エクソシストなんて嘘さ、相手が欲しがってる言葉を言えばいいのさ

 

主人公の牧師さんは

イケメン中年で人の心を掴むパフォーマンスが得意。

 

だから彼の目からみれば

悪魔憑きと思い込んでいる人も

何らかの心理的な恐怖や不安を和らげる

相手が望んでいる言葉を言ってあげればいいのさって見えるらしい。

 

ただ彼はこの仮説を証明するかのように

この方法で悪魔祓いの依頼を数多く成功させている。

 

いわゆる「病は気から」に似ているのかも

内科医が渡す薬の8割は「安心」が処方されているって話を耳にしたことがある。

8割の診断はほぼ病を特定できてないか間違っているけど

「医師から処方された薬」と思って飲むことで患者自身の回復力が活性化し

体調がよくなる・・・こんな話を何かで読んだ。

 

私は妙に納得したんだよね。

私が小さいころの田舎の町医者って

そんなに検査なんてしないで

ほぼ問診と聴診器あてて診断してたもん。

 

免疫力と自己回復力・自己修復能力を高めれば

人間はけっこう丈夫なもんだ。

そして「医師が処方してくれた薬」への信頼は厚い。

信じる力が回復力に変換される。

 

 

なんでその必要があるのか謎だが

インチキ牧師はなぜか急にこのエクソシストの裏事情を

暴露するドキュメンタリーを撮りはじめた。

 

目立ちたがり??

悪魔なんていないよって世の中に教えたい??

 

よくわからんが

ここから彼の笑っていられない悪魔祓いの大騒動がはじまる。

 

能天気な牧師の前に悪魔がきたりて笛をふく

 

ラスト・エクソシズム(字幕版)

そんな彼にエクソシストの依頼が入り

撮影クルーを引き連れていった田舎街へ。

 

そこにはとても美人で愛くるしい素直な少女がいた。

悪魔憑きには見えないが

夜な夜な牧場の家畜を惨殺するのだそうだ。

 

いつものように

煙がでるしかけのでっかい十字架や

電気が流れるパッドを手に仕込みいつものインチキ悪魔祓い開始。

余計に少女が凶悪化

失敗を認め医師の診断を受けるように少女の父親説得

悪魔の仕業と信じる父は納得しない

そんな中、少女が妊娠していることがわかる

父や兄の虐待?

少女のお腹の父親探しはじまる

少女がついに悪魔に乗っ取られた姿を見せる

またもインチキ牧師が本気で悪魔祓いやってみる

全然だめで地元の先輩牧師召喚

彼に少女を託して退散

 

この怒涛のインチキ牧師の悪魔払えない感を実感させる展開に

見ているこっちも

「無理だ! お前には荷が重い!」

バチカンの正式な悪魔祓いしを呼ぶんだ!」

と叫びたい気持ちに。

 

本家を呼ぶんだ!!

 

 

 

少女を託した牧師がアンチクライストのボスだった!

 

少女を託して立ち去る途中に

少女を託した牧師が嘘をついていたことから

何かがおかしいと気が付くインチキ牧師。

 

少女と触れ合ううちに彼は

本気で少女を悪魔から救おうとする牧師に変わりつつあった。

悪魔払ったことないけど・・・。

 

根はいい奴なんすよ!

嘘の悪魔祓いで金獲ってたクソだけど根は腐っていない。

 

撮影クルーは「やめとけ!」というのに

Uターンして少女を助けに向かう悪魔払えない牧師(;;)

 

そしたらなんと!

農場に大きな火を囲み黒い布をかぶり集まる人々の

真ん中にテーブルがあってそこで少女が出産中ではないか?!

 

えっ?!

まだお腹膨らんでなかったのに??

 

でも牧師の助手のおばさんが無理やり

少女の中から胎児をびっぱりだした!!

 

悪魔が生まれた!!

ってみんなが叫ぶから私もすっかりその気になっちゃって。

 

あいつが「アバラム」かぁ~って見てたら

なんとあの狂った悪牧師が、

その胎児を頭上高く掲げた後に

キャンプファイヤーみたいな火の中に放り込んだ!!!

 

 

ええええええっ

いいの?

すげー火が山火事くらいになってるけどいいの??

 

凡人の私には理解不能なはちゃめちゃな儀式に目が点。

既にいろいろな部分が破たんした儀式にみえるのに

十字架1つ握りしめて少女を助けるために飛び出していっちゃった

悪魔払えない牧師(;;)

 

おまえーーーー!

いいやつだな!!!

でもきっと無理。。。

 

ここでカメラクルーは覚醒した牧師を置いて逃走するも

悪魔崇拝者たちにつかまりコロされちゃって。。

ホラーゲームのようだぜ。

 

ここで終わっちゃうのです。

 

この儀式だけ見ていると悪魔を取り出して火あぶりにして

浄化してる??と混乱してしまうのですが

少女の家、部屋にアンチクライストの逆さ星のマークが

至る所に書かれていたので反キリスト=悪魔信仰は間違いないっす。

 

 

全てが表裏一体なのさ:人の心を壊して従わせる

 

神を信じる人は堕天使ルシファー率いる悪魔の存在も認めざるおえない。

神を信じる事は悪魔の存在を認めることにもなる。

 

全てのことは同じで見る方向や角度が違うだけなので

「どちらか一方だけ」なんて都合いいことにはできないのだ。

 

故に善悪も一緒。

もともとは神を信じた牧師だからこそ悪魔もあそこまで信じられる。

悪魔を信じていなかったパフォーマー牧師が

悪魔の存在を信じると同時に神の力をかりて悪魔と闘う牧師になった。

最後はやったことない悪魔祓いに十字架に神を信じて飛び込んでいった。

 

あらゆる洗脳も集団催眠も集団の幻覚も

「心を壊し生贄となる器」人間を必要としている。

集団になるほど、見せしめだったり奇跡の象徴になるような器・生贄が必要。

それに選ばれるのはなぜか「少女」が多い。

穢れなく素直で傷つきやすいからかも。

 

この少女も「罪悪感」であふれていた。

自分の意思ではないが操られて家畜を殺し、兄にケガをおわせ

飼い猫を惨殺してしまった。

 

心が弱ると器になる。

中身が弱っているから入り込みやすいのだ。

洗脳も詐欺師も狂気の集団も

心が弱った人を狙って群がってくる。

狙った人物の心を弱らせる輩もいる。

 

だから、気をつけて!

 

さて、この映画はこれで終わりません。

 

ラスト・エクソシズム2 悪魔の寵愛(字幕版)

 

 

彼女はあいつに愛されているのかもしれない・・・

 

では、また~みつまるでした。

 

 

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