【独女深夜映画部】「レザーフェイス」ええっ?!という驚きの連続＆やはり男は好きな女より母親に従う

お題「最近見た映画」

これ、美味しいです。セブンイレブンで売ってる「チョコミルフィーユ」

これとおいしいワインでひきこもれるプロ独女みつまるです。

今日は久ぶりの深夜映画部ネタです！

めちゃくちゃ見たかった映画「レザーフェイス」が！

アマゾンプライムビデオに登場したで

レザーフェイス‐悪魔のいけにえ(吹替版)

 字幕版見つからずに吹き替え版で視聴しましたが

字幕版もあったようだ・・。

レザーフェイス‐悪魔のいけにえ(字幕版)

先日、ホラーの名作「悪魔のいけにえ」を見たばかりなので

レザーフェイス誕生秘話に興味津々でした。

悪魔のいけにえ　公開40周年記念版（字幕版）

「悪魔のいけにえ」シリーズはレザーフェイスのカリスマ的人気により

「テキサスチェーンソー」というリメイク分家に広がったり

とにかく関係作品多い！

テキサス・チェーンソー　ビギニング(字幕版)

悪魔のいけにえ　レザーフェイス一家の逆襲 (字幕版)

カニバル・レザーフェイス（字幕版）

 そして、それぞれのレザーフェイスがみんな個性バラバラなのも特徴である。

たぶんオリジナルのレザーフェイスとまた別に

各レザーフェイスができあがっちゃって・・・

んで、私は「ここ」に気が付かず

オリジナルの大元作品「悪魔のいけにえ」のレザーフェイスの過去と

思って見ていたため最後の最後まで勘違いしてた！！！

監督が意図的に仕掛けた罠でしょうが

どっぷりはまっておりました。

だって、

だって、

だって、

この映画

レザーフェイスってタイトルだけど

明らかにオリジナルに登場しなかった

この家の母親が異常な存在感だもん！！！！

レザーフェイスとかあの兄達やソーヤ家のグランパとか

まったく比じゃない怖さです！

なんだ、あのおばさん・・・・めちゃくちゃ強い。

ということで

興奮のまま深夜映画部感想日記書きます。

少年期のレザーフェイスがイケメン！

レザーフェイス‐悪魔のいけにえ(字幕版)

 このマスクの下が！！

普通にかっこいい少年です。

なんなら美少年の部類っす！

しかし、ここでオリジナル作品のレザーフェイスを思い出してほしい。

このエプロンの男ね。

更には

レザーフェイスといえば

がたいのでかい8才の知能のまま青年になった怪力男なのです。

家族の末っ子でみんなに叱られているので

臆病なところもある素直な青年。

家族以外の人はコロすように教育されているからそうしているだけ。

こんな設定だったんですよ。

そしてこの人皮マスクの由来も梅毒だか感染症だかの影響で

顔の皮膚を隠すためだと・・・。

とにかくレザーフェイスの特徴は「大男」と8才ほどの知能ということ。

そして家族の命令に逆らわないこと。

なんで5才の少年レザーフェイスが美少年でしかも優しい子だったこと

に「あれ？」って思いつつ「まーいいか」で見続けたことで

私はミスを犯すのです！

吹き替え版で見たことも私のあんぽんたんさに拍車をかけた。

母親がレザーフェイス一家のボスだった

「悪魔のいけにえ」でミイラ化しても生きてた137歳のグランパも

ピンピンした姿で登場しますが、

このソーヤ家を殺人一家として取り仕切っていたのは

レザーフェイスの母親だったのです！

この母親とにかくすげー！

この一家みんな男達は気が狂ってるように見えますよね。

精神的に日常世界と相反する精神状態の人たち故に

常識も世間との交流も異常な一家なのかな？？

って「悪魔のいけにえ」観た時は思っていたんです。

でも違った！！！

この母親は世間一般の常識を100も承知で

一家の残忍な悪行をごまかすために警察とも対抗できるし、

施設おくりにされたレザーフェイスを取り戻すために

金持ちと再婚して弁護士雇って施設に乗り込んでくる

知能犯でパワフルさ！

※知能犯といえるほど賢さでもないけど

凶暴さや怒り、恨みの力も一家で群を抜いています。

なんだこの母親！！！

5才誕生日にレザーフェイスにチェーンソーと初体験用のいけにえまで用意し

息子たちにサツ人を教え込んだのもこの母親です。

人をばらして豚のえさにして

そのブタを精肉工場で商品にして売るという

恐ろしい商売しとる！！！！

更生を装った隔離施設でそだったレザーフェイス

ソーヤ家のように異常家庭で育った子たちを

一堂にあつめ保護・更生の名の元

悪魔の子たちを隔離し、一般市民を守るための施設。

元の家族から話され、別の名を与えられ

別の人物として生きています。

ここ！この名前が2つあることで

ややこしくなり私はすっかり騙されたのです。

ここでは更生の名のもとに

人体実験のような拷問が・・・。

ここで育ったレザーフェイスは

社会の大人を自分たちの敵と思うようになります。

自分たちを人間扱いしないので。

ソーヤ家とこの施設・・実はたいしてかわらないのです。

 監督の2重の罠その１

あのむちゃくちゃな母が

施設に乗り込んできて

「ジェド！！」

「ジェド！！」

と叫ぶ。

そして母親のせいで施設は混乱し

混乱に乗じて施設に隔離されていた悪魔の子たちが

逃亡していってしまった。

そんな中、

もっとも凶暴な男女カップルのアイクとクラリスが3人を人質に逃亡。

大柄でおデブな体系で自閉症気味の普段はおとなしいが

ひとたび怒りの感情に火がつくとものすごい力で相手を暴行するバド。

優しい性格でバドを乱暴者のアイクからかばい

リジーのこともかばい守るジャクソン。

個々の子供たちの心に寄り添い

「彼らの更生に役立ちたい」という新人看護師リジー。

逃亡した彼らを思うソーヤ一家に愛娘をコロされ

復習に燃える警官ハートマン。

逃亡する5人（凶悪カップル＋人質3人）と

それを追うハートマンという緊張間のなか話は進んでいくのです。

んで、この映画、

どう見てもジェド（レザーフェイス）はバドと思うわせるように作られている！

なんならバドはソーヤ一家の兄に顔の系統も似ているし、

大柄で自閉症なのも「悪魔のいけにえ」のレザーフェイスに通じるし

何よりも演出上そう思うように作らてる！

おとなしいバドが怒りをあらわに

残虐な行為にでるシーンは2度あるし。

お腹に銃弾受けてもけっこう平気に逃亡続けてるし。

しかしですよ。

終盤に入って5人の逃亡者をハートマンが追いつめる中

あのママも再びこの本戦に絡んできたころ

なんとバドが看護師リジーをかばって警官にこめかみ打ち抜かれちゃうんですよ！

あれ？？？

あれ・・・

レザーフェイスって頭撃たれても生きてられたっけ？？？

とオロオロする私。

その後、バドを家族のように思っていたジャクソンは

恋心さえ抱いていたリジーが静止を聞かず警官の元に向かったせいで

バドが死んだので彼女に対し失望と怒りをぶつけはじめる。

パトカーを奪って逃亡するけど

ハートマンに撃たれ両頬が避け倒れるジャクソンと

横転した車の中で意識を失うリジー。

そして誰もいなくなった・・・

えええええ？？

レザーフェイスいなくなっちゃったじゃん？？

リジーしかいなくなったので

ハートマン対ソーヤ家（特に母親）との闘いがはじまる・・

という謎の展開。

監督の2重の罠その２

レザーフェイス無きまま

物語は進んでいく。

ハートマン対ママの闘いに

勝手に巻き込まれるリジーとうさらに謎の構図！

ハートマンは母親の前で

ソーヤ家の末っ子ジェドをコロすつもりで

ひとりの青年をロープでつるしていた。

顔に麻袋をかぶせられたその青年は

バドではなくジャクソンだった。

ええええええっ？

この時点で私は「人違いされてるやーーーん」って思ってた。

レザーフェイスって人違いで入れ替わっちゃってるの?!

そしてリジー以外はみんなが

彼をジェドだと思い込んでいる！！！

遂にレザーフェイスが誕生した

圧倒的に強い家族の絆とチームプレイにより

母の圧勝で幕を閉じ、

ジャクソンの避けた顔を縫ってあげる母親。

家族がまた1つになったお祝いに

チェーンソーをジャクソンに渡し

イスに縛られたハートマンをヤルように指示する母。

あの優しかったジャクソンは躊躇しつつも

徐々に一家の一員に・・ハートマンを母の指示通りに始末完了。

その後逃げたリジーを

追って始末するように

息子たちに命令する母。

もちろんジャクソンにも母はそう命令して

リジーを負わせた、チェーンソー持たせて。。

そしてついに獣の罠に足をとられた

リジーを見つけたジャクソンは

かつて愛した彼女の説得に耳を傾けるが・・ママ登場！！！

「やりなさい！」のママの声に

あの、いまで躊躇があった彼が

一気にチェーンソー振り下ろして

リジーの首を吹っ飛ばした！！！！

ええええええええええ？！

好きだった女なのにぃーーーーーー

ママの一言でぇーーーーーーーーー

それ、できちゃうの?!

※私はこの時点でも死んだバドがジェドだと思っていた。

だって「悪魔のいけにえ」のレザーフェイスは顔は裂けていない設定のはず・・・

最後にわかった監督の仕掛けと私のミス

リジーの顔から皮をはがして

レザーフェイスを自分でつくるジャクソン。

彼がこのマスクをつけて映画は終わる。

あれ？

あれ？

優しくてイケメンでスタイルのいい青年が？？

勘違いされたままレザーフェイスになっちゃった！！

と、混乱の内に終わったこの作品、

ネットで調べたところ・・・・

あの逃亡した5人のうちの元施設収容の3人の男子のなかから

「彼がソーマ家の末っ子ジェドでしょうか？」

を当てるのがこの映画のサスペンスポイントだったようです・・・。

はっ？！

オリジナルのレザーフェイスの設定をだいぶ無視しているのに

この中からレザーフェイス探せって？？？

• 大男、巨体、怪力設定は？？？
• 8才の知能しかない青年設定は？？
• 梅毒と皮膚病だから顔を人皮で隠している設定は？？

そりゃねーぜ！！！

映画「トム」って今つくって

逃亡してる5匹の猫の中でどの猫が「トムとジェリー」

の将来トムになる猫でしょうか？

答えは「ジェラトーニ」でした！

くらい無理がある。

まだ、こっちのが類似点あるしっ。

まとめ：母の愛は無敵！男は母親に弱い

今回はもう母親無双な映画でしたが

ビックリするくらい

母親の息子を取り戻すための執念感じたし、

この無茶苦茶な一家でボスのくせに

息子への愛はすさまじく本物。

にわか恋愛に終わった

ジャクソンとリジーの関係ですが

まー言うてもジャクソンの片思い。

途中いい感じに思えなくもないけど。

リジーがまたね、、、、、

最初に施設の精神科医に注意されてた。

「彼らを助ける役に立ちたい」って彼女が言ったら

「そんな甘い気持ちで彼らに関わるな」ってね。

「可哀そう」という気持ちで相手に接する時

自分の傲慢さには気が付かないモノなのだ。

彼らと同じまでいく覚悟なく希望に燃えてしまった彼女に

助言した医師の言葉が響くぜ。

世間知らずのピュアさや清さは素晴らしく眩しいが

もろいものなのだ。

自分の側からしか見ない正義に伴うその代償はめちゃくちゃでかい！

自分を憐れんでくれる若い美人よりも

自分を圧倒的な愛で追ってきた母に・・・息子は従うのだ。

ちょっと、監督のひっかけ問題に「そりゃねーぜ」と

思ったけど

あの母親を見られただけでも良かったです。

やっぱり、ホラーっていいもんですね。

では、また～みつまるでした。

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