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【独女深夜映画部】「ソウ3」人間味でまくりのジグゾウ~「憎む相手を許せるか」問われるゲーム

お題「最近見た映画」

 

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「ソウ」1作目を観た時は、まったく私はジグゾウを理解していなかった。

ジグゾウはただただ観察者であり、レクター博士に似ている男かと誤解していた。

でもだんだんジグゾウがわかってきた。

 

 

世の中を理不尽だとおもっていた私とジグゾウは似てるし、

世の中こう在るべきという理想を押し付けて世間を観てきた私と同じだ。

 

私は自分の理想を世の中に押し付けたり、勝手に期待することをやめたけど

ジグゾウは切望から怒りにかわった激情を抱えながら

冷静さを装って「ルールを守らない奴」をゲームに参加させる。

ちょっと・・・わかるなぁ。

 

やり方は嫌いだけど。

「ソウ2」からちょっとゲームのルールも変ってきたし。

嫌いだけどさぁ、ゲームに参加させる人選は・・・納得なんだよね。

 

「ソウ3」はそんなジグゾウを理解するのによくできた作品です。

彼の人間味でまくってる気がする。

ゲームのテーマも「憎む相手を許せるか」だからね。

私のこの結果に興味がありました。

 

ソウ3 (字幕版)

ソウ3 (字幕版)

 

 

 

人は本当に憎む相手を許せるのか?

 

綺麗ごとなく

見事に描かれていたと思います。

ではいってみよう!

 

 

変わりはじめる「心理ゲーム」のルール

ジグゾウ自身もたぶん言ってたような記憶があるんだけど

ジグゾウは「サツ人ゲーム」がしたいのではなく

「心理ゲーム」をしている。

 

このゲームには被験者の生死がかかっているけど

「生きる」という可能性も常にある、それがルールだった。

ソウ3 (字幕版)

 

でも「ソウ2」から徐々にそのルールは変わってきた?

ジグゾウが真のゲーム被験者とするモノの「心理」を試すための

駒とされる苦痛とシを与えられるだけの人がゲームに組み込まれている。

中には初めから「生きる」可能性のない駒としての人も。

 

基本的にはジグゾウと真の被験者の1対1のゲームなんだけど

駒を通しての心理ゲームになっている。

ソウ1作目から「愛する家族」のためにジグゾウとのゲームから

勝って脱出を目指す真のターゲットたちだけど

そのための苦痛は自分へ強いられた。

 

しかし「ソウ3」では

目の前の憎むべき相手を許せるか?

自分の身の危険、命の危険をかけて許せるか?

問う心理ゲームになっている。

 

駒で用意された罪人たちへの罰が目を覆うほど残虐

「ソウ3」において

ゲームでの仕掛けが残虐さを増しております。

 

鎖でつながれ

肉を剥がれるとか

体幹を固定して腕、足、首部分が歯車仕掛けで

回転していくため四肢がねじ切られ

最期は首も。

 

他にもいろいろ

駒とされる人に対しては容赦ないです。

どう見ても、見る側に「ショー」として演出しています。

つまり大義名分や信念があるわけでなく

ただただゲームメーカーが彼らの苦しむ様子をショーとして

観て楽しむためであることが透けて見える。

 

拷問・ゲームの装置も

そういった意味で派手で残酷さを増してる。

 

駒とされる人が罪人である意味

ソウ2からですが

どうやら駒とされるひとは

罪人たちのようです。

 

法で裁かれたものもいるし、

法では裁かれていないが

沈黙の加担者や

不倫による不貞行為

才能を無駄にしている

家族を大事にしない

などなど・・・・・・人の良心で「罪人」認定される人がほとんど。

 

 

駒とされる罪人に感じる2つのリアルな怖さ

 

駒とされる人が「人の良心」(※主にジグゾウの良心)で

罪人とされるのです。

 

人ってどこか黒い部分もってるんですよね、

もちろん私もね。

私なんて半分は黒いですから。

 

生きる事って他人と交わりながら

環境を変えながら

喜怒哀楽を経験で積んでいくことでしょ。

まったくの真っ白な人は大人として社会に適合して生きていないと思う。

たぶん絶望か発狂して精神世界にとじこもってると思う。

もしくは洗脳されて搾取されているか。

 

だからね1つ目の恐怖は

誰でもジグゾウのゲームの駒にされる可能性があるってこと。

法ではなく良心で裁かれその罪から逃げられないこと。

その罪は命をもって償うくらいの重罪になること。

 

あともっと怖いのは、心のどこかで

罰を与えられる罪人を画面越しに見て

「罪を犯したんだからその報い」という思いがあること。

 

ジグゾウに近い思考じゃねーか?!ってなる。

 

 

1エラーでアウト!

ゲームオーバー

 

 

厳しい・・・・。

でも世の中のリアルかもしれない。

罪は消えないからね。

罪と言わずとも

  • 自分がしたこと
  • 自分が言ったこと
  • 自分が人にぶつけた言葉
  • 自分が踏みにじった人の心

消せませんからね。

 

息子の命を奪った憎んでいる相手を許せるのか?

「ソウ3」の表のテーマです。

ここもめちゃくちゃ見どころです。

 

目の前で交通事故で8才の息子の命が奪われる体験をした父親である刑事。

 

証言から逃げた唯一の事故の目撃者、

犯人に軽い刑をいいわたした判事、

法では裁かれなかった犯人。

 

ジグゾウの装置に繋がれ

苦痛に泣き叫ぶ彼らと対面する父親。

彼らを解放する鍵を掴めるのは父親だけ。

 

「憎む相手を許せるのか?」私も彼の判断を興味深くみていました。

たぶん私もそして多くの観客も彼と同じ判断だったと思う。

 

事件から時間がたってのその間の思いもあっての判断と

ラストに彼がくだすもう1つの家族のシに対する

反射的判断と感情が爆発した時の判断

両方にものすごくリアルな感じがあります。

 

 

ジグゾウになれなかったアマンダ

ジグゾウはアマンダにもゲームに参加させていました。

「人を許せるのか」

アマンダにも問うのです。

 

アマンダの弱点は感情的すぎること。

 

自分を抑えられないこと。

そして、サツ人を楽しみだしたこと。

アマンダもゲームの装置をつくっているが

その装置の傾向からもそれは明白。

 

ジグゾウはそういった人間を軽蔑する社会のルールに厳しい男。

でもアマンダを大事に想う気持ちもあって

最期にゲームで試した。

結果はたぶんジグゾウは予想していたと思う。

 

愛は尊いけど嫉妬も生むので

やはりすべての白と黒は表裏一体だなぁと。

 

「ソウ3」の結果を胸に「ソウ4」へ

 

「憎む相手を許せるか」という私も興味引かれた

心理ゲームの結果は私も共感と納得のものでした。

 

人間味でまくってる「ソウ3」の結果を胸に

「ソウ4」へ進んでいくよ!

 

独女深夜映画部はとまらないのだ!

 

 

ソウ4 (字幕版)

ソウ4 (字幕版)

 

 

では、今夜「ソウ4」であいましょう。

じゃーねー、プロ独女みつまるでした。

 

 

 

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ソウ (字幕版)

ソウ (字幕版)

 
ソウ2 (字幕版)

ソウ2 (字幕版)

 
ソウ4 (字幕版)

ソウ4 (字幕版)

 
ソウ3 (字幕版)

ソウ3 (字幕版)