プロ独女のライフハックブログ

BBA独女みつまるが「今」気になることを追いかけ綴る人生冒険日記

【深夜映画部】「スケア・キャンペーン」人を騙して笑う人達と強い刺激を求める動画投稿傾向のその先

 

お題「最近見た映画」

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スケア・キャンペーン

思いっきりジャケット(ポスター)でバレとるやん!

という驚きは置いておいても、なかなか面白い映画「スケア・キャンペーン」。

今の動画投稿時代に「過激さ」「より強い刺激」を求める一部の傾向に

重なって、なかなか考えさせられる部分もある作品です。

 

 

どうも~酒と本と映画が好きなプロ独女みつまるです。

 

スケア・キャンペーン(字幕版)

 

 

この白塗り(ほぼ灰色)少女のヴィジュアルに惹かれてみたのですが

予想外に面白かったです。

80分とコンパクトなので120分作品にしたらラストがもっと盛り上がった予感。

 

 

 

 

ネット動画人気におされる人気テレビ番組

 

ストーリーは割とよくある展開です。

人気テレビシリーズの

「スケア・キャンペーン」只今、シーズン5撮影中!

このテレビ番組の制作チームがメインキャストっすね。

 

 

ターゲットとなった素人を

番組のつくり込んだ仕込みと役者陣によって

「ドッキリ」企画として驚かせ、怖がらせ

その姿を放映するだけの番組(^^;)

 

 

恐怖ドッキリ番組なのです。

1人騙されるターゲット以外はみんな仕掛け人なのさ。

シーズン5まできているため

その脅かす内容がどんどんエスカレート傾向にあることに

主演女優のエマはひとり不安に思い始めている。

 

「このままいったら何か事故が起きるんじゃ・・」

 

ということを

恋人で監督のマーカスに話すが

まったく聞く耳もたない彼なのです。

 

更には彼らの上司である

テレビ局の女ボスからも

「スケア・キャンペーン」を真似したネット動画で

人気を集めるマスクフリークスの動画を見せられ

負けてる場合じゃないわよとはっぱをかけられる。

 

もともとはホームレスをからかうような動画を投稿していた彼ら。

今ではスケア・キャンペーンの真似としつつも

最後には本当の殺人リアルショー動画を投稿するようになると

彼らの動画の視聴者登録は1500万人に達するまでの人気に!

 

マーカスはこの映像に嫌悪感を示していましたが

番組制作、映像制作のプロとしては彼らに負けるわけにはいかないと

闘志を燃やしているようです。

 

結果どうなるかというと・・・、

これから撮影するドッキリ企画内容が

今までよりも手の込んだ内容で

過激なのもになっていくのです。

 

マーカスはあくまでも

脚本や映像とターゲットへのドッキリ恐怖で

最高の作品をつくる気なんですけどね。

 

ただマーカスが少しマスク集団と似ているのは

騙し企画の中でひとりだけ騙されるターゲットが

感じている本物の恐怖故に引き起こす

「ハプニング」に期待と興奮するタイプであることが気になるポイントです。

 

 

元々は人気のテレビ番組があって

その人気番組を真似して、更に

過激さを増した本物の恐怖ネット動画が人気になって

今やもともとのテレビ番組がネット動画に圧されているわけです。

 

 

ただどっちも悪趣味な企画と内容ですが

どちらも人気というのも考えさせられますよね。

 

 

2重3重のドッキリに本物の殺人動画集団乱入

 

ここでマーカスがより本気をだしてのドッキリホラーショーの撮影がはじまります。

 

郊外の今は閉鎖されている大きな精神科病棟施設が舞台。

そこで念入りに仕掛けられる2重、3重のドッキリ。

 

マーカスの撮るドッキリ作品に

ネット動画のマスク集団も途中からのっとり参加してきて

てんやわんやの展開になっていきます。

 

ここでこの作品の見せ方のうまいなぁ~と思うところが!

はじめにマスク集団のネット動画をみる場面では

彼らの本物の殺人記録シーンが本格的にはじまる前に

ブチっとエマに画面の電源を消されてしまっているのです。

 

つまり実際には

この番組クルーが襲われるシーンをみながら

私たち映画の観客もネットにあげている彼らの動画が

どんなものなのか?

実際に見ることになるのです。

 

天才か?!

 

彼らはハンディカメラに武器をくっつけて一体化しているのです。

逆に言えば武器にカメラがついていて

ターゲットが切り刻まれる様子が至近距離で映像に映し出されているのです。

 

 

最後にどうなるのか?

是非、本編をご覧ください。

 

「なんで?」って部分ありますけど

全体にはヒロインのエマが美人でいい奴なので

爽快でもあるよ。

 

 

リアリティとより強い刺激を求める人間の本能

 

刺激を求める欲求って恐ろしいことに

「もっともっと強い刺激を」ってなるよね。

刺激というのは興奮作用はあるけど

「満足」に至らないもののようですね。

 

アドレナリン中毒なのかも。

恐怖や不安を感じる映像や動画を見続けることで

本来は危険から身を守るために

逃走や闘争のために覚醒を促す目的で分泌される

アドレナリンですが・・

 

過剰に分泌されると

興奮しすぎて自分が抑えられなくなってしまうのです。

 

あの過激な動画を投稿し続けるマスク集団は

フェイクだとしても「スケア・キャンペーン」という番組が

放送してきた映像の影響により生まれてしまったのかもしれませんね。

 

人がリアリティを求めるのはどうしてなんでしょうか?

「臨場感」が欲しいから?

人はとになく「本物」と「偽物」、「リアル」と「フェイク」なら

やっぱり本物・現実・本当を好みますし価値を感じますもんね。

この嘘とフェイクの溢れる世界で

「騙されたくない」気持ちの現れでしょうか?

 

物語やフェイクを受け入れ楽しめるからこそ

私たちは猿から人間として進化でき繁栄し文明を築けたらしいですが

やっぱり野生の本能って強いですね。

 

もともと人は「満たされない」設定なので

理性の及ばない刺激や快楽には注意が必要なのかも。

気をつけよっと。

 

 

過激動画投稿マスク集団の謎

 

過激動画マスク集団は謎のままです。

映画を観終った後も謎のまま。

 

  • 以前はいたずら動画だった
  • 殺人動画をアップしても警察に捕まらない
  • 資金も潤沢でそうやら背後に富裕層や権力層の援助があるらしい
  • メンバーには若い子も多い(?)
  • マスク集団にファンはSNSで簡単にDMできる(?)

 

1人だけ

エマにやられてマスクを外されたメンバーは少年だったんですよね。

もう一人マスクチームのメンバーと判明する奴も10代だし。

ただ若い彼らはマスク集団の動画のファンで、そこから加入という流れもある。

 

資金力や逮捕されないのもバックに支援者がいるから

みたいなことはマスク集団のリーダーが言ってたので

なにかあるはずなんだけど・・・。

 

妙にこういった作戦や実践に手慣れた感じのメンバーが目立つので

トップの数名はそれなりの組織でかのかしらね?

 

 

人を陥れて笑うことがより過激になっていくと悲劇しかうまない

 

  • 人を騙す
  • 人を陥れる
  • 人を怖がらせる
  • 人を怯えさせる

 

こんなことで笑っていると

その面白さのいきつく先は悲劇しかないようです。

 

この映画の終わりでマーカスは

今まで自分がやってきたことを

そっくりそのままやりかえされます。

 

 

自分が求める「面白さ」はどこにあるか?

できれば「interesting」がいいですね。

ユーモアで人を笑わせるような面白さ「funny」は

なかなかハイセンスですが ユーモア欲しいっすね。

 

 

自分がされて不愉快なことは

他人にしないって大事ですね。

悪ふざけが取り返しのつかない悲劇につながることもありますから。

 

 

なかなか

今の個人動画投稿ブームにマッチした作品です。

エマが可愛いし美人でなかなかタフなところもいい!

 

では、また~☆

 

 

 

 

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