「なぜ、貧富の差があるのか?」
「なぜ、人は地球(環境)破壊をしてしまうのか?」
全ては経済について知ることでその答えが見えてくるってよ!
ということで今日はさっそく「経済誕生」の瞬間に迫っていきます。
あなたは経済がいつ誕生したと思いますか?
「お金」が誕生した時?
人が物々交換をしはじめ「市場」ができた時?
父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。
- 作者: ヤニス・バルファキス,関美和
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2019/03/07
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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私がこの本で知った経済の歴史から
その経済誕生の意外な「きっかけ」についてここにメモ書きしておきたいと思います。
市場と経済の違いとは?
ついつい市場=経済って思っていませんか?
私は市場の誕生=経済の誕生だと勘違いしていました(^^;)
市場というのは経済誕生よりもはるか昔からあったんです。
私たちの祖先が木の上で生活している時からあったというんです。
「交換」は狩猟時代からあったんです。
経済と呼ぶには「交換場所としての市場」だけでは足りないと
ヤニス氏は言うのです。
何が足りないんでしょうか??
そうか!
経済とは循環システムであり
生産性の拡大システムではないか?!
と私も気が付くのです。
でも交換の場の市場に何が加わるとこの循環が生まれるの??
農耕という「発明」がもたらした経済ビッグバン
きっかけは人類が「農耕」を発明したことだというのです!
農耕という発明は人類に大きな進化と発展をもたらしたのは
知っていたつもりですが「経済」もここで誕生していたなんて。
ヤニス氏は農耕を「発明」と呼んでいるのもポイントです。
発明は「必要に迫られた状況」から生まれるのです。
農耕は「飢え」から生まれた知恵なのです。
農耕により人間は自然の恵みに頼るだけの生活から
自分たちで農作物を育て収穫する方法を手に入れます。
飢えから生き延びるために土地を耕し、
時間をかけ試行錯誤していく中で技術が発達していく。
そして農耕により人々はどんどん創意工夫で技術を高め
効率化を進めいていく中で「経済」誕生のきっかけとなる要素が生まれたんです。
それは何と!
農作物の「余剰」だとヤニス氏は教えてくれたのです。
「余剰」が物々交換の市場に、経済の流れをもたらし
それは「大きな社会」をつくっていく事になるのです。
農作物の「余剰」により人類に大きな変化を与えたモノたち
なんと!農作物の余剰により生まれたものとして書かれていたのはこちら。
- 文字
- 債務
- 通貨
- 国家
- 官僚制
- 軍隊
- 宗教
これらが経済をつくり守るために生まれって言うんです。
農作物の余剰までは人類の進化の過程って納得ですが
ここに上がっているモノみると既に「権力層の意図」や「権力支配」を感じませんか?
ここに上がっているモノ
よーく見ておいてくださいね。
なぜ、これらが経済に必要なのか?
ここを考えることは今の経済に生きる私たちにも重要なポイントです。
今日は時間がないのでここまでにします。
次回、更に奥に進んでいきましょう。
では、また~☆