この主人公の様に欲に溺れず「世の為、人の為に活かそう」とできるだろうか?
【映画フェノミナン~感想】
田舎で平凡に暮らす、心優しき男性に起きた「37歳の誕生日の怪奇」
酒に酔い、夜空に浮遊する光群を眺めていたら…強い光に吹き飛ばされて
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目ざめたら、脳が大活性!
脳が常にアイディアを創造し続ける為、夜は眠れないし、
そしてテレキネシス能力まで…
んで、彼はこの能力を活かし…いろいろとアイディアを形にしようと動きはじめる。
世の為、人の為にとスーパー肥料や太陽電池やバイオ燃料など色々な施策実験を開始。
ところが、彼の特異な能力が田舎町の住民にだんだんと知れ渡り、
街のみんなの態度が徐々に変わりはじめる。
恐れからか皆が彼を遠巻きに眺め避けるように…
それでも彼は真直ぐな想いで「残り少ない人生」を生きるのだ。
彼の「残り数十年分の人生が凝縮されたような37歳に成っからの時間」が、怒濤すぎるし、どんな状況においても彼のようにまっすぐ生きられるか…考えさせられました。
偉大なる人生がここにある。
愛と誠に生きた、真直ぐで優しい男の生き様が、ここに。
「彼がどんな人物であったか」が人生の最期に『神の証明』として現れているようにも思えました。愛する人に愛されて、その死を悲しまれ涙で送り出されて、、幸せな人生だったんじゃないでしょうか。
私利私欲に駆られた欲の亡者たちが、有名無力(無能)で自分を大きく見せて「虚像・虚栄」で私腹を肥やし+他を虐げる、この腹黒い常識に染まった世界で、、、突如自分が天才的頭脳と特殊能力を得たとして
”こんなに真直ぐに 世の為、人の為、愛の為に生き抜けるだろうか”
ずる賢いことに能力をつかってしまわないだろうか?
自分に背を向けた人達を恨んだりしないだろうか?
彼のように穢れない生き方のまま人生を全うできるだろうか?
どうでもいいけど、最後にでてくる無茶苦茶な要求してくる「医師」に驚愕です。
後世の為に「生きたまま君の脳を研究材料として国に捧げてくれ」と、正気か!?
これがアメリカのやり方か~(たぶん本気なんでしょうね)