慣れてきたのでサクサク進んでいきましょう!
ここは25節から続いている一部ですので
“遠離一切顚倒夢想”
ってなるはず。
遠離一切顚倒夢想を分解
遠離・一切・顚倒夢想
⇒顚倒夢想から一切、遠く離れて
どうやら顚倒夢想とは無縁の状態になれる様です。
逆に言えば
”般若波羅蜜多”の状態にない者は
顚倒夢想の状態なのでしょう。
では、「顚倒夢想」とは何でしょうか?
顚倒夢想とは?
これも「顚倒」と「夢想」に分けて解読していきます。
◆顚倒とは四顚倒のこと
顚倒とは「真理・道理に背く考え、愚かな迷い」を指し、
具体的に人が陥る顚倒4つを「四顚倒」として示してくれています。
- 無常を常
- 苦を楽
- 不浄を浄
- 無我を有我
と誤った認識や思い込みをしてしまうこと。
興味深いのは「顚倒」という言葉は
“上下が逆さまになる”という意味もあり
この顚倒のはじまりが「他と比較すること」
から生じるともとれるのです!
◆夢想とは
次に「夢想」を解読していきましょう。
何となくその字の構成から
「夢に想うこと」って理解はできますよね。
夢想の類義語に「幻想」「空想」などが出てきます。
ということは
実相とは別の「幻想世界」ってことですよね。
目の前の現実に私の想いをのせて描いた「夢想世界」
どうやら「夢想」というのは
“現実を否定し幻想する”意味合いが強いようです。
まとめ:遠離一切顚倒夢想とは
般若波羅蜜多によって
一切の愚かな迷い・誤認、都合のいい幻想から
遠く離れた状態になれる。
ということのようです。
つまりは「悟りの境地に達する」ことができるってことかな。
この世の真相・真理を「ありのまま」に見ることができる
ということのようです。
この境地に達した人間ってどのくらいいるのでしょうか?
雑念の塊BBA私、実はこの点がめっちゃ気になっております。
では、また~☆