東洋医学の「血(ケツ)」は、解剖医学の「血液」とはちょっと違うんです。
「血液」も含み更にもっと広い解釈で捉えているのです。
まーイメージしやすいように「血液+α」ってことで(^^)
140才まで元気に生きるBBAの実験へようこそ~
人間の体はよくできており、
そもそも「健康な状態を維持しようとする」ので
私はその「健康を維持する」ことを頑張ろうと思い
参考書に選んだのがこちら
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健康な身体を維持するには
「気・血・津液」が充分に滞りなく循環していることが大事
たぶん、ここをちゃんと意識して管理できれば病にならないはず!
と、いうことわかってきたので
前回の「気」に続き「血」を詳しく知っていこうと思います。
気と関係性の強い「血」
血の生成を見れば
「気」と強い関係性を持つことに納得できる
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◆東洋医学の「血」の生成
飲食物からの生成される栄養分「水穀の精微」と
水穀の精微から生成された「営気」と「津液」が結合して血になる
水穀の精微の生成には「気」の気化作用が働いていることもあり
生成段階から生成された血そのものにも「気」が働いている。
◆気は血の帥(すい)
血の生成に気の働きがあるように
血の働きにも気の関わりが強い。
血が全身を巡り、栄養を身体のすみずみまで運べるもの
気のサポートがあってこそなんです!
気の推動作用によって血が巡り、
気の固摂作用によって血が体外に漏れ出すのを防いでいる。
また「血は気の母」ともいわれ、
気が働くためにも血が必要なのです。
気と血は健康な身体を支える相棒なのです。
血の働き:生理作用
血の身体的への働きは3つ!
①滋養作用
血は全身に栄養分を与え、
そのおかげで臓腑はしっかり働き、
筋肉や骨格は成長でき、
肌や髪はハリと潤いを得る。
②蔵血作用
血を肝に貯蔵し、血流量を調整する働き。
これにより身体の必要な部分に
適量の血が行きわたるようになっている。
③血+心の推動作用
心の推動作用により血は全身に運ばれる。
心のポンプ機能が正常に働くことで
手足の先まで血が循環することができる。
血の働き:精神作用
血は気と共に精神活動を支えている。
血が充分にあり、滞りなく全身を循環することで
意識と精神が安定する。
五臓にしっかり血が行きわたることで
五臓がつかさどる神の働きもよくなるのです。
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逆に精神の不調も血に悪影響を及ぼします。
悩みやストレスは血を余分に消費させ
血の不足や働きに不調を生じるのです。
心身を支える「気・血」を意識しよう!
気と血が私たちの心身(心と身体)の
円滑な運営を支えてくれているのがわかった!
ので、健康で長生きするために
「気と血」の量が不足することなく、
滞ることなく循環することを意識していきましょう。
気と血は重要過ぎて
不足したり循環が鈍ると
身体にわかりやすく不調が現れるので
そのサインを無視して、無理せず
しっかりこまめにメンテナンスしていきましょう。
臓器の不調は静かに進行して気が付きにくいのですが
気と血は非常にわかりやすく「不調」を自覚できるので
やっぱり健康の鍵だし土台なんだと思う。
では、また~☆