遂に第50番目の神「火神」が登場っす。
イザナギ・イザナミの二神による神生みを完成前に終わらせた因縁の子神っすな。
古代日本の智を探り、日本語のヒビキの神秘構造に触れ、今は日本神話に示された神名や地名に込められた「日本の叡智」パズルを解くために「古事記」の解読に挑んでおります。
では、解読の続きへ
古事記における第50番目の神となります。
「50番目」ということを心に留めておきましょう。
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火之(夜芸速男)神
なので、「火の神」であるのは間違いないようです。
では「夜芸速男(やぎはやを)」は「火の何を表している」のか?
一般的にはこの神名は「火の焼ける激しさ、勢いを象徴する名」とされております。
確かに「速男」という字からは「勢い」と「激しさ」を感じますよね。
となると、非常に気になるのが「夜芸(やぎ)」の部分です。
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ここで私はやっと「日」の対なる存在・力としての「火」が見えてきたのです。
昼の太陽の強い陽の力が消え、静かになった「夜に活動している火」なんですよ!
しかも人類が「火」を道具として得る前でしょ。
この「火神」は「地中の火の力」を表してるんだ!
と閃いたいのです。
いうなれば地核の周囲を循環している液体金属層の持つ「高熱・高温」の力を「全てを焼きつくす根源の火」と捉えているんじゃないでしょうか。
加えて粘度を持つ高温高熱液体金属の海の「流動力」のことも指しているのかな?
ああああ!!
地中の高温高熱液体金属の循環運動する海って…もしかしてマジで根源界・カム界・別天界・大深淵の「根源エネルギーの漆黒の海」のウツシなんじゃないっすか!?
そんでもって、この火神こそ、「地の造化エネルギーの根源」なんじゃないっすかね。
そして我々「生命・現象(物質)界」ってのは、地の造化の影響が一番大きいわけですから 我々の世界は「やぎ=八気・八機・八器・八規・八軌・八基etc]」で動かされているんじゃなかろうか。
(つづく)