知識・教養・脳力アップのため
今まで興味のなかった分野の一流の技を拝見している私です。
そんなわけで車にも運転にも興味関心極薄だった私が
「ルマン24時間耐久レース」のドキュメントにはまっております。
めちゃくちゃ面白いぞ!
時速300km以上の速さで、コースの3分の2は公道(一般道)をブッ飛ばすのだ。
しかも24時間ぶっ通しで走る。
もちろん途中マシンが火を噴くことだって珍しくないのだ。
5回目となる今回、
レースは遂に夜間~真夜中に突入したよ!
私の想像以上の視界の悪さ・・・真夜中の田舎道を想像してほしい。
街の明かりも街灯の明かりもなく、自分ののってる車のヘッドライトだけが頼り・・
そんな佳中を時速300kmで55台の車が競って走っているのです。
⇓
オシッ〇漏れそう(;;)
雨でもこのレースは行なわれるんだぜ!
では真夜中の攻防を見ていきましょう。
昼よりも緊張走る夜間の激走
ドライバーとマシンばかりに目が行ってしまいますが
ピットないのエンジニアチームも夜間はより緊張感が増しております。
- 熱
- 圧力
- 燃料
- カーブの角度
などなどマシンとコース環境の情報が映し出されるモニターから目が離せない!
そしてドライバーに細かく設定変更の連絡を出すのだ。
昼と夜では気温の温度差もあるが
コース表面温度がだいぶかわる。
マシンへの負担、タイヤの耐久性、燃焼消費に影響してくる。
もちろんピット作業の備えもしておく。
レーサーは3人が交代制で仮眠をとるが
エンジニアチームは厳密に交代体制をとっていない。
流動的に協力して休むも。
ポルシェのエンジニアが言っていた。
「普通のドライバーがレースカーを運転したら、
その(設定・走行中の)設定変更の多さにパニックになるよ」
私はどえらくうなずいた。
はっきりいって時速300km以上で走る車の
ハンドルを握るだけで手いっぱいだ。
しかも両手でガッツリ握ってしまうだろう。
夜間こそ攻め時 by JJマクラーレン
本当に夜間に戦況は動いた!
もちろんマシンによっても
昼の走行が得意なマシンと
夜間の走行が得意なマシンがある。
◆夜間走行はドライバーの経験と勘が頼り
「夜間のレース走行では
ドライバーの経験と勘に頼る部分がより多くなる」
この言葉の意味を私ははじめあまり理解していなかった。
昼よりは夜のほうが危険だよなぁ・・疲れもたまってるし、眠気も・・・
くらいのイメージだった。
でも実際にレース中のドライバーの目線カメラの映像を見てビビった!
ものすごーく視界が悪いのだ。
視界は昼の4割程度まで落ちる!
自分の車のヘッドライトの明かりが照らす範囲しかほぼ見えない。
そんな状況で走行するには
自分が今コース上のどこを走っていて
いつカーブが待っているか?など
体と脳の記憶が頼り。
周りの景色なんてほぼ見えない。
そんな夜間のレースの魔物が
トップを走るポルシェ17号に襲い掛かった。
◆ポルシェ17号がミス走行でペナルティ2分のロス!
ポルシェチームの3台の中でも
F1レーサー マークウェバーを要する
ポルシェのエース17号!
トップを走っていたポルシェ17号が夜間の魔物に捕まった。
追い越し禁止の黄色旗区間で追い越しをしてしまい1分間の停止。
ピット作業できないがピット内でただただ沈黙合計2分のタイムロスを喰らった!
この間にアウディ7号が首位にたち
ポルシェ17号がコースに戻った時には4位になっていた・・・。
レース開始から15時間後、首位は速度を増すポルシェ19号に!
レース開始から15時間後の順位
ポルシェ19号が夜間にどんどんスピードを上げ
トップに立った。
独女とルマン①~④を思い出してほしい。
アウディとのトップ争いを繰り広げていた4台の中にあったのは
ポルシェ17号(エースチーム)とポルシェ18号だったのだ。
ここにきて新人チームのポルシェ19号がトップに立ったのです!!
けっこうすごくないですか??
私のルマン観察による考察ですが
やはり若い番号のマシンがチームのエースってのは
ポルシェみてもアウディみてもいえるんですよ。
だからチーム内の格付け(?)みたいなもので言えば
◆優勝期待度
- ポルシェ17号
- ポルシェ18号
- ポルシェ19号
だったはず・・現にここまで前半戦は17号と18号でアウディを追い詰めていたもの。
それが夜間になり
ポルシェ19号がどんどんスピード増してきているのです。
夜間はタイヤへの負担も減るので攻め時!
あと地味にすごいのは
2分のロスで4位となったポルシェ17号が3位まで上がってきていること。
ここから一気に24時間後のゴールに向けトップ争いは
熱さを増していきます。
日産に襲い掛かる悲劇vsレべリオン
トップ争い以外の状況もみていきましょう!
◆レース開始から10時間15分:日産を襲う悲劇
日産22号がマシントラブル!
330kmで走ったらボンネットがいきなり飛んできた、
とドライバーは言う。
続いて日産23号も炎が出るトラブルで足止め!
自力でピットインできれば
レース続行できるルールです。
日産22号と23号はなんとか自力でピットに戻ります(;;)
でもここで実況で日産はレべリオンと比較されてしまいます。
自動車の大手企業日産のチームvs個人がはじめた車好きのチーム
レべリオンは12位を走っていた。
◆レべリオン12号:ニコラ・プロスト
注目されてるレべリオン12号のドライバーは
ニコラ・プロストです。
彼の父はF1ドライバーのアラン・プロスト!
セナvsプロスト―史上最速の"悪魔"は誰を愛したのか!? (SAN-EI MOOK)
レ-シングオン452 アラン・プロスト―Motorsport magazine (NEWS mook)
私はまったく車に知識なかったので知らなかったのですが
フランスを代表する超有名レーサーなのです。
アランの息子ニコラがレべリオン12号でルマンに参戦しています。
彼の活躍にも期待が高まります。
もうすぐ夜が明ける
次回で遂に優勝が決まっちゃうのだ!
第6話「チェッカーフラッグ」
もうすぐ夜が明ける
レース会場に観客も大勢姿を見せる。
最後の1周でマシントラブルで棄権というコトもよくあること。
最後の最後、ゴールをするまで
一瞬たりとも気が抜けない。
最後の勝負がはじまるよ!
ドキドキドキドキ
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