こんな状況で耐えられる人はどのくらいいるんだろうか…
映画館でホーンテッドマンションを見た翌日に午後ローで放映された「エネミーライン」を見て「あの神父さんや!」と驚きと共に興奮したぜ~
【映画エネミーラインの感想】
攻撃され墜落した戦闘機、なんとか生き残った米兵パイロットだったが…
孤立無援の中、敵のエリア内を必死に逃走!
頼みの綱である米軍の救助隊との合流地点までは遥か遠く…地雷エリアの中を敵兵に撃たれながら突き進む、という地獄の状況が続く。
無線で上官は「諦めるな、訓練を思いせ!やり遂げろ」と激を飛ばしてくるが、もう「諦めるな」って人に言うのは簡単なんですよ。正しいことだし、「諦めたら、そこで終わり」というのも事実だし。
でも、実際に絶望的な状況の中で「諦めない」ということがどんなに本人にとって過酷なことであるかがとても高濃度・濃縮で描かれております。
「諦めるな」という前に、その人と自分は一緒に戦う気があるのか?その人の命を背負う覚悟あるのかを問うてくる映画です。
一緒に戦い、その人の命に責任を持つ覚悟もないくせに、簡単に「諦めるな」といってはいけないと気づかされる映画です。
ずーっと緊迫と絶望的な状況が続くので、休日の楽しみ的な映画鑑賞にはおすすめしませんが、苦境の中「諦めない」ということを選択した人にとっては力強い友となってくれる映画だと思います。