「人」と「人間」の違いってなんなんでしょう?
私が尊敬する賢人・偉大な哲人「安岡正篤」先生ってこの人やで~
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では、「人の間で生きてゆかねばならぬからこそ、大事なこと」を
安岡正篤 人間学 (講談社+α文庫)の中の「独りを慎む」の項から学んだので
簡潔に私が得た「気づき」をここに記しておきたい。
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”人の間に身を置き、社会や組織の中に生きていても
「閑に耐え、独りを慎む」ことによって、絶対的な自己を持てば
『他』(自己の外=人・社会・環境)の動き・流れに支配されることも
『他』を恐れることもない”
さて、ここで我々の存在を「人」と示す時と、「人間」と示す時に何が違うのか?という最初の疑問を解決しておこう。
どうやら「人」は和語・日本語で「人間」は漢語らしい。
更に漢語が示す「人間」とは「人の間=人の世、人の関係、世間」を指すそうです。
だから「人間」と示す時は「社会性を持つ生き物」としての意味合いが強くなるし、
人と人間社会は一体という印象が強いわけだよ。
人間であるが故に、自分の価値や評価を「他人との比較=相対性」によって測る罠にはまってしまうのかもしれないね。いつもまでも「外側と己の勘系」で自己を測るため、不安定で「絶対的」なものに成れぬという罠さ。
「独を慎む」は「大学」の『君主は必ずその独を慎むなり』からきているのさ~
だから、次回はこの本家の意味を含めて更に「独を慎む」を深掘りするのだ。
(つづく)