プロ独女のライフハックブログ

BBA独女みつまるが「今」気になることを追いかけ綴る人生冒険日記

【独女深夜映画部】「シャイニング」誰といても人は孤独 ハゲ散らかっても魅力的な男はモテる

お題「最近見た映画」

 

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「お客様だよっ」

どうも~「時計じかけのオレンジ」のVHS買っちゃうほど好きだったプロ独女みつまるです。マジあのチン〇オブジェも買うところだったぜー

そんなわけでついに観た!映画「シャイニング」

映像の端々にキューブリックっぽいポップなおしゃれさも感じで感激の1本。

 

 

 

シャイニング (字幕版)

 

この画像が余りにも有名になってしまった

映画「シャイニング」

色々な意味で味わい深いです。

 

  • 関係性の中に生かされていること
  • シャイニングという霊感のような能力
  • 閉鎖され雪に覆われた日刺さない巨大ホテル内に閉じこもるという環境が人体や精神に与える影響
  • 鏡によって繋がる過去と現在と未来が見える息子

 

など考える要素が多めです。

原作がスティーブンキングなので

異世界とか精神世界要素満載ですね。

 

あと登場するキャラがみんな個性強めです。

舞台を見ているみたい。

 

では「深夜映画部日記」イッテみよう!

 

 

環境的孤立空間に閉じ込められると人間は病む

 

冬には雪で覆われ閉ざされるホテルの管理人として

職を得たジャック。

 

小説家をめざし奮闘する過去に

アルコールにより息子にケガをさせたことがあり禁酒中。

割とすぐにキレる傾向あり。

小説家として執筆がうまくいっていない模様。

 

冬の間、閉鎖するこの雪山ホテルを住み込みで管理することになり

妻のウェンディと息子のダニーとやってくる。

 

このホテルはいろいろいわくつきなのだ。

もともとはインディアンの墓地だった場所に建てられた大きなホテルだし、

ジャックの前任者が閉鎖されたホテルという孤独な空間で気が狂い

妻と双子に娘を斧で惨殺したという。

 

ジャックは「小説を書くには集中できていい」と気楽に考えていたが

思うように小説が書けないことで

次第に家族に当り散らすようになり

暴力的で支配的になっていく。

 

巨大なホテルであること、

冬は誰も来ない雪深い山頂のホテルであること、

大きな空間過ぎて日が差し込まないこと、

そしてホテル内に家族以外の人の気配がすること、

人が精神を病むのも納得。

 

ジャックは夫であり父親であるが

まったく売れない小説家(デビューもしてないのかな)であり

アル中で愛する息子を怪我させた負い目と

その時からずっと妻に心の中で責め続けられているような気がしているのだ。

 

ジャックは家族の中でも孤独だった。

 

 

シャイニングとは第六感的能力?!

 

映画のタイトルになっている「シャイニング」ですが

私はてっきり「希望や輝き」のような抽象的なモノかと思ってたら、

霊感や超能力のような特殊な力のことでした!!!

 

シャイニング (字幕版)

マジ?!

 

まず息子ダニーはホテルにくる以前から

自分の中にいるトニーという存在と会話ができます。

あと未来を脳内映像で見ることができます。

このホテルを案内してくれたコック長も実はテレパシーで会話できる

シャイニングを持っています。

 

ダニーと調理長はテレパシーで会話できるのです。

 

そして、

私が思うに

ダニーの父ジャックもシャイニングを持っているはず。

ジャックの場合、ダニーの逆で過去を見るんことができるんだと思った。

 

このホテルの過去の宿泊客たちや従業員とも

普通に会話するし、飲んじゃうジャック・・。

お酒を飲む前からロイドというバーテンが見えていたので

シャイニングだと思っています。

 

 

孤独に病んでいくジャックが暴力で家族を支配しようとする

 

禁酒していたのに酒を飲み始めたジャックに

前任者だった男も従業員として現れ

妻と双子の娘について語ります。

 

「私はしっかりしつけましたよ」

「あなたの息子さんはきびしくしつける必要がありそうですね」

 

小説はかけないし、

妻には息子への暴力を疑われるし、

イライラしていたジャックは

妻と息子をしつけるため斧を手にします。

 

前任者の幽霊(?)に煽られるままに

妻と息子を斧で切り刻みに走るジャック。

 

最終的に追い詰められると

人は暴力を使うようになる。

わかり合えない相手が許せないんだろう。

昨日紹介した「アンチクライスト」もそうだった。

 

 

dokujyolife.hatenablog.jp

 

そしてこの顔である。

 

シャイニング (字幕版)

 

ホテルに現れる無数の幽霊と血の海の映像

 

完全にジャックが過去側に飲み込まれた時

ついに妻のウェンディさえも

このホテルに住む幽霊や血の海の映像を見るようになる。

 

あの映画史にのこる不気味な双子の女の子も

この映画で会えた!!!!ちょっと感動。

よく見るとそっくりでもないけど・・・感動。

 

237号室の性欲美女老婆や

ホテルのホールで飲み踊る人びと

あとクマの縫いぐるみ男と紳士

などなど。

 

たぶん、このホテル自体が意思があるようだよ。

あの血の海のビジョンは

このホテル自体が生きていて命を喰らっている証なのかも。

 

 

ジャック・ニコルソンの狂気の演技が本物にしか見えない!

 

正気を保っている時もちょっと何か闇が深そうだったけど

だんだん精神的に凶暴さが増していく演技が凄い!

 

表情や雰囲気だけで表現しているのだ。

服やメイクではなく表情だけ!

あのハゲ散らかした髪の乱れ方も

狂気を倍増している・・・。

 

でもやっぱりなんか人の目と気をひく男なのだ。

恐るべし、ジャック・ニコルソン

男の魅力はやはりかもし出す雰囲気にでるのだな。

 

 

シャイニング (字幕版)

 

このシーンをとるのに3日間60枚のドアを斧でぶち破り続けた話を聞いて

そりゃーこの唯一無二の表情になるよな・・って思った。

 

あと雪の迷路で後日発見された時の

演技というか表情ホントにやられた。

俳優魂やっ。

 

 

息子ダニーの三輪車運転テクがヤバい!

私はかつて

あんなに速いスピードで三輪車をこぐ少年を見たことがない!

 

それほどにホテル内を三輪車で疾走するダニーの

三輪車運転テクは凄い!

 

あのスピードで後ろからついて回っていた

カメラチームもすごい!

どうやってぶれずに撮っていたんだろう・・・謎(?-?)

 

あとダニーの来ているダサいセーターも可愛いっ

ガタガタの文字でアポロってあんであるロケットのセーターとか

マジですごい!

 

 

ホテルの内外含めデザインがセンス光ってる

なんだかんだで

画的にセンスの光るおしゃれ感満載です。

 

ホテルの外観も内装もいちいち「やるね~」って思うし、

あの巨大迷路に雪とか、ハリー・ポッター思い出した。

 

鏡の使い方もうまい!

 

原作とラストが違うと聞いたのですが

原作読むともっとホテルの幽霊たちの過去の背景わかるみたい。

 

人の狂気と正気の境目はどこにあるんでしょうかね?

自分を認めてくれる存在とのつながりが鍵なのかな?

 

いくつかの謎を回収するためにも

知識つけてから2回目に挑みたいと思います。

 

 

では、また~プロ独女みつまるでした。

 

 

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