プロ独女のライフハックブログ

BBA独女みつまるが「今」気になることを追いかけ綴る人生冒険日記

【独女深夜映画部】「STAY」仏教の世界観~無数の現実と無数の夢

お題「最近見た映画」

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深夜映画部「STAY」

どうも~最近読んでいる本やその時興味に任せて脳内占めていることと

見る映画がよくリンクするプロ独女みつまるです。

バーチャルリアリティというか量子力学や精神世界や仏教の世界観とかに

通じる・・そんな内容の映画でした。

 

 

映像が絵画のように綺麗で

はかなげでフィルム映画のような色合いで目に優しいです。

デジタルばりばりの彩度とコントラストがバキバキの画でないけど

ストーリーは量子力学的であり、時々本編世界のゆらぎが

デジタル映像の乱れのようになる不思議な映画「STAY」

 

Stay (字幕版)

役者さんがみんな美しいのも画が綺麗な理由になっているね。

 

ユアン・マクレガーがトレスポのおしゃれ俳優というよりは

既にオビワンの風貌近し。

 

話はけっこうせつないです。

ひとりでしっとり観るといいかも。

 

 

ユアン演じる精神科医サムとその恋人で教師のライラ(ナオミが演じている)、

それにサムの患者で美大生のヘンリーこの3人が織りなす不思議なお話。

 

 

この映画に関するメジャーな解釈:現実と幻想

 

 

 この映画を観た人たちの

おおかたの解釈はこうである。

 

『映画の冒頭とラストのブルックリン橋の上での

事故のシーンが現実で

その間の本編ストーリーは事故で瀕死のヘンリーが見ていた

希望に近い幻想である。』

 

私もある一方からの映画の見解としては同じです。

ただ、私の場合それさえも全体が1つの可能性であり仮想現実にすぎないんでは?

と思っています。

 

 

映画の中で名もなき老人が放った言葉

 

映画の中で3日後の自殺予告をしたまま

姿を消すヘンリーに翻弄されるサムに

役名もない通りすがりの老人が

 

「仏教の世界では1つの現実なんてない」

というようなことをサムに言って立ち去るシーンがありました。

セリフを正確に覚えていないのですが

 

「現実なんてない」

「夢と現実の区別はない」

「お前が現実と思っている世界が現実とは限らない」

 

こんな内容でした。

そして「仏の教え」と言ったか「仏教」と言ったかどっちか忘れましたが

とにかく「仏教の経典の世界観」についてサムに教えていました。

 

一言投げかけただけだけど。

 

つまりですね、

この映画を観て大概の人が

現実と幻想の境目を探すんですけど

境目は元々なくて平行現実かもしれないし

その時その場面が「見ているあなたの現実かも」。

 

もっというと

そういういろんな人の解釈の中にもヘンリーの現実があるよって話。

 

 

私の頭がまだまだ低スペなので説明下手くそですが

たぶんこの本の中の華厳経典の話を読むとわかりやすいかも?

 

 

思うままに夢がかなう 超瞑想法

思うままに夢がかなう 超瞑想法

 

 

脳科学者で有名な苫米地先生が抽象度の高い思考をするために

具体的な脳トレとしての瞑想を一般の瞑想と区別するために「超瞑想法」として

教えてくれています。

 

めちゃくちゃ脳のバージョンアップするのに役立つ本なので

後ほどちゃんと紹介しようと思います。

 

では映画のお話に戻ります。

 

 

ヘンリーの強い想いが一瞬で時空間を超える

 

ヘンリーが命の尽きる間際にみた

自分の中にある後悔や願望を叶えた世界。

 

人の意識というものが

時間や空間を越えて自分の世界をつくる瞬間をみた感じになる映画です。

 

  • 12歳の時に亡くした犬との再会
  • 母との関係の修復
  • 画家として期待される自分
  • 自分のことをひどく気にかけてくれる存在
  • 恋人

 

ただ面白いのはヘンリーが創った幻想世界と思わしき世界に

ヘンリー以外の人の思いもつながっていること。

 

 

ヘンリーの幻想世界にリンクする人びとの無意識

 

ここが面白いと思うのです。

ヘンリーの単なる妄想、夢ではなく

ヘンリーの世界に登場している人もまた

自分の無意識の領域の意識でヘンリーの世界とリンクしているのです。

 

サムの先輩で

ヘンリーは自分の父だと主張した

盲目の老人が

映画の終盤で目が見えるようになったりね。

 

ライラやこの老人が光に包まれた後は

それぞれのリアルの世界に帰ったのではないか?と解釈している人もいました。

 

 

映画「STAY」の面白いところ

 

まず、俳優陣が魅力的。

みんなぴったりとはまっている。

 

時空間のゆらぎの表現や演出と

現実と幻想のリンク部分が印象的。

 

あと主張キャストではない人の言葉にも深いものがある。

 

この映画は2度3度と観て

細かい部分に込められたメッセージを回収している人も多い作品です。

その時見る自分の思考レベルによって見え方が変わるのかも?

 

是非ひとりでじっくり見て欲しい作品です。

 

では、また~映画部員みつまるでした。

 

 

 

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