- 結婚できない女
- いい歳して独身な女
を「売れ残り女」と呼ぶ人たちがいる。
まー個人の感覚であり認識なんで「どう思うか?」は自由です。
でも、ただ独身ってだけで「売れ残り」って表現は
人間的に価値なしといわれているようで悲しいね(;;)
ということで
今日は日経トレンディ7月号の付録の冊子で読んだ
P&Gマフィア(マーケティングエリート集団)の活躍から
「売れる」戦略を学び参考にしてみたいと思います!
どうも~41才で独身の40代プロ独女のみつまるです。
「結婚」に対する執着は今は無いのです、
私の場合、妊娠・子育ての希望を手離したので。
それでも恋はしていたい!ということで
「売れ残り」から「売れる」への戦略を
一流マーケッターの実例を参考に学んでいきたいと思います。
今回の参考資料:日経トレンディ7月号の付録冊子
の中にでてくる「綾鷹」の起死回生の「売れる」戦略を参考にします!
「P&Gマフィア」と呼ばれる
で取り上げられている「綾鷹」の市場シェアを20倍に引き上げた
日本コカコーラ副社長:和佐高志氏のとった大胆な戦略から学びましょう!
2009年和佐氏が入社した当初の「綾鷹」状況
和佐氏が日本コカ・コーラに入社した当時
『綾鷹』の緑茶飲料市場シェアは1%にも満たない状況だった。
◆日本コカ・コーラが当時展開していた緑茶ブランド3つ
- 綾鷹
- 「一(はじめ)」ブランドの茶花
- 「一(はじめ)」ブランドの茶織
3ブランド合わせた市場シェアは12%
2009年当時 綾鷹は市場投入から3年たって1%未満という苦戦の中にいた。
この時社内では「綾鷹」を廃止して
新ブランドの立ち上ようという機運が高まっていたという。
この「綾鷹」廃止に立ち向かったのが和佐氏なのだ!
和佐氏の綾鷹マーケティング
2008年緑茶市場で1%に満たなかった「綾鷹」が2014年にはシェア20%になり
今では売上高が1000億円を超えている!
どうやって「売れない綾鷹」が市場の強豪にまで成長したのか?
和佐氏がどんな戦略を使ったのか?
大いに気になってきたのではないでしょうか。
①綾鷹ブランドの持つポテンシャル分析
和佐氏がまずしたこと綾鷹ブランドが持つのポテンシャルの分析。
【商品が市場で支持され定番化する為の4つの要素】
- 消費者にとって魅力的なコンセプト
- コンセプトを裏切らない商品力
- 消費者が買いたいと思った時にいつでも購入できる商品供給力
- 消費者が継続的に購入可能な商品力に合った適正価格
※ここ↑ ここ↑ 重要です。
これは一時的に爆発的に売れればいいのではなく
①オンリーワンの価値、②商品の魅力、③機会損失を防ぐ、④納得の価格
といった所を抑えた「長く愛され、売れ続ける商品」でなければいけないのです。
これってなんか、恋愛でも仕事でも社会の中でも
「長く求められる自分」をマネジメントするときに使えるんじゃない?!
①しっかりしたコンセプト
②コンセプトを裏切らない人間的魅力
③チャンスを逃さない、積極的な攻めの姿勢
④長く何度も求められる納得の価値
これがあれば、「売れ残り」ではなく「長く愛される人気者」になるじゃん。
②ポテンシャル分析からの修正戦略
和佐氏の分析の結果
当時の綾鷹は②の商品力以外はすべてのポイントが正しく設定されていなかった。
ココから和佐氏の修正・戦略がはじまる
◆コンセプトを消費者に届く言葉に!
修正前:「にごりのあるペットボトルに入った緑茶」
↓
修正後:「急須でいれたような緑茶」
すげーわかりやすくなってる!!
◆売り方・容量(価格)を変える!
修正前:コンビニ限定のプレミアムなお茶 425mlでた商品より高めの価格
↓
修正後:プレミアムを「大衆向け」に変更するため500mlペットボトルに変更
この2つの変更で購入意欲を2倍にした!(消費者調査でわかったこと)
③綾鷹大ヒットへの一手は印象に残るCM
あの印象に残るCMで一気に人々の認知と心を掴んだ!
一流の料理人や料亭、旅館の女将に飲んでもらい
「急須でいれたお茶はどれか?」を尋ねたら
8割の人が選んだのが綾鷹で
「選ばれたのは綾鷹でした」
という有名CMをつくったのだ!
これは本当によくできたCMだと思う。
人は権威ある人の言葉や評価に弱いという人の心理をうまくついているし、
映像で着物を着た女将や調理人姿の板前さんが
ずらーーーーっと大人数集められお茶を飲んで選んでいる姿は
説得力があったもの。
映像で訴える利点を最大限に生かしている。
独女マーケティング的に自分に置き換えると
「印象に残る、価値あるモノとして印象に残る」
という15秒の勝負が大事ってことだよね。
自分で自分を上手にプレゼンを「いつでも」できないとダメだよね。
④商品への自信と力を1つに集中すること
そして和佐氏は「一(はじめ)」ブランドで展開していた緑茶2種を廃止し
綾鷹に1点集中する戦略をとった。
理由は綾鷹の持つブランド競争力なんだけど
詳しくは日経トレンディ買って読んでみてください。
以前読んだ本の中だったか?
3つのやりたい事を同時に進行するよりも1つに集中することを3回行う方が
良い結果がでるって書いてあったんですよ。
Q:1日9時間使えるとして1か月30日間をどう使うか?
- 1日3時間ずつやりたい事A・B・Cをやる×30日間
- 1日9時間やりたい事1つまずはAだけやる、次の日はB、その次の日はC
- 10日目まではAに集中、20日目まではBに集中、30日目まではCに集中
この3つの中では「3」が最も能力が伸びるし結果もでるんだって。
つまり集中力を分散しないで1点集中すると能力は伸び結果が出やすい!
なんかね、これ知ったとき妙に納得したんだよね。
図解で説明されてた気がする。
つまりはごちゃごちゃ考えず注意力散漫にならずに
自分がオンリーワンの価値ある存在になるよう集中せよってことかな。
売り方の戦略で需要も売れ行きも激変する
待っていてはダメなのはもちろんですが
「いいモノだから自然と売れる」
「いいモノだから黙っていてもわかって手に取ってもらえる」
そんな甘い世の中じゃないね。
モノがいい、中身には自信があっても
相手に伝えて、さらに伝わらないと興味も持ってもらえない(;;)
しかも新商品・新しいモノに目が行くのが人間の心理。
そんな中で3年目に綾鷹と和佐さんが出した結果は
非常に参考になるんではないでしょうか?
人も商品も
人に認められて、
人に求められる、
ことの本質は同じところにあるんじゃないかなと思えたので紹介しました。
生きるヒントって世の中にたくさん転がっていますね。
つづく。