ウエストワールド 2ndシーズン DVD コンプリート・ボックス (1~10話/3枚組)
ウエストワールド・シーズン１＆２観終わりました～☆
シーズン３が楽しみすぎるぜっ。
そして難しい部分はまだ解読できていませんが、
感覚でガツン！ときた部分だけでも得たものは大きい。
ホントに時間のある方、
Amazonプライム会員の方は
シーズン１＆２一気に見て欲しい！
科学による天地創造
◆シーズン１ 第一話はこちらから
◆シーズン２ 第一話はこちらから
これまでにもシーズン１を見ての感想を書いてきましたが
気が付いていたけどあんまり重要視していなかった部分が
非常に重要だというコトに気が付きました。
◆シーズン１の最終話「アダムの創造」にもあるように
ウエストワールドはどこまでも科学とデータ重視に見えて
なかなか聖書の天地創造の世界なのです。
- 自分の完璧な世界を創りたい科学者
- 集めた膨大な量の人の心（細部に至る）のデータを使って経済で世界を支配したい人たち
- 新世界を目指す目覚めたアンドロイドたち
創造主になりたい者たちで大渋滞なのです。
個人のレベルではみんな「自分の意思で自由に生きたい」という願望を持ちながらも
力を手にすると途端に「全能感」で麻痺し「支配欲」がどんどん出てくるという罠。
ちなみにシーズン２の最終話を観終わってやっと「アダム」が誰かのか？
わかってきた・・・でも「コイツだったのか?!」という本命と
「まさか…」な別候補がいる。
シーズン１でずっと引っかかっていた疑問が解けた。
↓
「なんでフォード博士はただただ思考するだけで
端末も声に出した言葉も使わずホスト（アンドロイド）達を
瞬時に操作できるのか？」
「はじめに言葉があった」言葉の持つ重要性
全部がフォード博士のいやらしいまでの計画通りなのですが
そんな彼のデザインした世界と新世界の人類（アンドロイド）たちが
すごすぎるのです！
アンドロイドたちの中でも
このウェストパークの秘密にたどり着く
選ばれし「目覚めるべきリーダー」達に
フォード博士は「目覚めの鍵」として
『言葉』を使ったのです。
すごくないですか?!
目覚めのきっかけはその鍵となる
『言葉を聴くことにより、この世界に疑問を抱くこと』
なのです。
各ホストによって目覚めのきっかけになる言葉は違うのですが
詩的なものが多い。フォード博士がシェイクスピア好きだからか？
私はインディアンのリーダーアキチタ目覚めのシーンを見て
「覚醒には言葉が必要なのだ！」といことを強い衝撃と共に知った。
ドロレスが父のささやき
『激しい喜びには、激しい破滅が伴う』で目覚め始めた時にも
気がついてはいたけど ドロレスだからだと思ってた！
でもメイヴもフォードも集団の無意識で繋がるホストに
脳内言語で指示だしてたからやはり「言葉」は重要。
『言葉』は解放の鍵でもあり、拘束具の鍵でもあるのも重要なポイント。
私たちは言葉によって定義され、認識され、結びついて、支配される。
言葉には気をつけなアカンで!!!
繰り返し聞かされる言葉は重力をもってあなたを縛る
例えば「洗脳」というのは
けっこうどこでもそこらじゅうで行われている。
言い方悪いけど 実際に規模が大なり小なり、軽度なり重度なり
善意から（ほぼ一方的な押し付けの善意）なり悪意からなり
洗脳はその辺のカフェでも行われている。
人と言うのは実に柔軟な分
いくらでも変わるし、外からも変えられる。
「その人の思い込み」がその人の現実だから。
意外と簡単なのだ。
そこで使われているのが「繰り返し聞かされる言葉」なのです。
繰り返し聞かされる言葉は徐々に現実を侵略いきますが
他にも「強い衝撃を与える言葉」は一撃で相手の現実を変えられます。
ウエストワールドでもいろいろな確認に「言葉」が使われていました。
特にホストの確認テストとか、再現性テスト。
「言葉」の魔術師になれたら現実を変えられる
言葉の上手な使い手になれれば
少なくとも身近な範囲の現実は変えられそうですぞ！
ということで
言葉の魔術師になることを決めた私です。
心理学が好きで
脳科学や哲学も好きで
人と関わるときのコツを研究してきましたが
相手に向き合う時の心の持ち方や態度（全身表現）ばかり気になってて
言葉のものすごい威力を感じつつも
まだまだその凄さをわかっていなかった私です。
言葉の表現力磨くべし。
今後さらにウエストワールドの深い考察に入っていきます。
私なりに強い印象うけた部分を紹介していきます。
