経済社会は農作物の余剰の中央管理から生まれたと思っているプロ独女みつまるです。
権力+中央管理=見えないところでいかようにも歪みをつくれる
無敵やないかぁ!?
管理するために文字が生まれ
通貨が生まれ
信用を中心に今ある価値と未来に収穫できる価値まで含めた
経済の流れができまたところまで見てきました。
さてと貧富の差ですが
経済誕生により強欲な権力者はより強欲さを発揮していくのです。
つまり生産による豊かさの分配は超偏っているわけ。
極少数の富める者は権力と豊かさを独り占めし
大多数の労働者は貧困な生活でふんばっているわけです。
でもよーく考えれば
権力よりも「大勢のマンパワー」の方が実際は力があるのに
どうして大多数の貧しい暮らしを余儀なくされている人々は
反乱を起こさなかったのでしょうか?
人数で言えば圧倒的に貧しい人達が有利ですし、
農耕により社会が発展し始めた頃の労働者とは農民であり
体力だって腕力だって富裕層のごく少数の人たちより上だったはずなのに。
穀物の余剰から中央倉庫ができ
生まれた経済が中央管理の仕組みを巧みに仕込んでいたのです。
経済誕生時に一緒に生まれた中央の力
中央倉庫には管理人と番人が必要ですよね。
みんなから集めた穀物をしっかり管理し守らないと!
ということで役人(官僚)=政府が生まれ
番人(守り人)⇒兵士(権力者と治安を守る)⇒軍事力(侵略の礎)
といった穀物生産しない権力者の権力を守る人達が生まれます。
この人達は特に農作物も製品も生産はしていませんよね。
でも中央の仕事に従事しているので給料が支払われます。
役人と兵士を備え
中央が強力な力を持つ仕組みが
整えられていくのです。
農民たちも信用を保証してくれる強い中央権力者を求めた
人間が猿だったころから権力争いはあったわけです。
リーダーになりたい権力志向の輩と
リーダーや組織に守られていたい輩が共存しているのです。
リーダーが特権階級である一方
リーダーの下で従う者もまた意思決定をリーダーにまかせ
「楽」という利点があるわけです。
そして「信用」が中心にある経済社会においては
信用を保証してくれる強い力を労働貧困層も求めるのです。
更に宗教が「運命」の鎖で貧しい人達を催眠にかける
貧困にあえぐ大多数の農民が
特権層や富裕層に反旗を翻さなかったのは
宗教によって「天の定めを受け入れる」という教えに従った結果です。
農業に従事していれば特に
自然の驚異とか人間の力の及ばない大きな力に怖れを抱くもの。
そこで国家やけ権力者が
貧しい農民や労働者たちに
今の制度や生活に不満を抱かないように
使ったのが宗教なのです。
今の自分の境遇は天が与えてくれたもの
今の私の試練は神の意志
現世を頑張れば来世に救いがある
そんな神を信じる庶民の心さえも利用してコントロールしちゃうわけです。
恐ろし過ぎるヤロー!!!!
でも宗教の歴史を見てもこの指摘に対して納得いくこと多い。
宗教は学問と長きにわたり対立してきたからね。
この先もっと人の欲と悪知恵の恐ろしさを知ることに
もう長くなっちゃったんで次回予告となります。
農作物の余剰によって
人の文明・経済の進化はグンとすすんだわけですが
これから技術と富を手にすることを覚えた人類の
豊かな土地への侵略行為に掘り下げていくます。
この先に知ることは
かなり吐き気をもよおすような内容になるかもしれません。
でもそこに人間の本質があります。
しっかりと目をそらさずに見ていきましょう。
では、また~☆
ウエストワールド シーズン2に入るぞ!(私信)

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