この感想の続きを書くのに間が空いてしまいました(^^;
今日はだいぶ世界の食糧問題、飢えを引き起こしている根本原因に迫ります。
今まで紹介した他のドキュメンタリーとも繋がってきますよ。
少なからず
このブログに書いてきた「世界の食糧危機」の話を
読んでいただけているようなので続きを書こうと思います(^^)
私の感想や考察はだいぶ長くなってしまっていますが
このドキュメンタリーは大事なことがコンパクトにまとまっています。
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今まで指摘してきた「100億人の食糧危機」のおさらい
すごく長編になってしまっていますが
今、世界の食糧生産現場はどうなっているのか?
どんな問題を抱えてるのか?
今でも世界の3人に1人は飢えか栄養失調に陥っているのはなぜか?
知るために読んでみてください。
では、先に進みます。
世界の食糧価格を決めるシカゴの商品先物取引市場
ここにやはり行きつくのです。
ここに行きつく理由が更によくわかる他のドキュメンタリーたち
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生産現場・生産者の労働と関係なく
この米国シカゴの市場で農作物の価格は決まってしまうのです。
市場で生まれる金は
アフリカや南アジアの小作農には入らない。
市場で生まれる金の最大の分け前は
金融の仮想世界を循環し続けるだけなのです。
(実経済とうっすら紐づけられた虚経済であり拝金主義者の錬金術場)
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「過去5年間に2000億ドルが農業取引に投資された」
この合計額は
取引された実際の商品の価格の16倍を超える。
これが現実の食物価格の極端な上下の理由
↑
「ここ」!
ここがわからないと飢えは解決されない。
農業投機の教祖:ジム・ロジャーズ氏のインタビュー
なんと!
このドキュメンタリーでは
市場問題を取り上げつつ
市場の食糧取引において誰よりも影響力ある男、
農業投機の教祖といわれるジム・ロジャーズにインタビューしているのです。
彼はこう語っている。
この30年間、農業はとても酷い状態のビジネスだった。
イギリスでもインドでも農家の自殺は多く
どの国でも生産者は高齢化している。
食品の価格が上がらなければ
農家はいなくなる。
※
ごもっとも、正しいことを言っているように思う。
でも、そもそもは市場がつける価格と投機のせいじゃないのか?
それに多国籍企業と世界農業の工業化じゃない?
あなたはどう思いますか?
では、私たちはどうすればいいのか?
ドキュメンタリーの最後には
「では、私たちは今どうすればいいのか?」
実際に今動き始めている人達を紹介しながらヒントをくれています。
■ポイント!
「お金も食物も商品も小さな経済圏で循環するようにする」
■実際にドイツのある町での取り組み
「地元通貨をつくり、街のみんなでその通貨を使う」
まずは日本国内での循環を考え、
次に県や自分の住む町単位での小さい経済圏での循環を考える。
こうして考えていくと
昔のどこの地域でも商店街や個人商店が
街の人々の生活を支えていたことが
とても大事なことだったと気が付きます。
ここで1つ疑問が湧くのです。
今、日本が世界におされて必死に進めている
キャッシュレス経済はどっちに進む政策なのでしょうか?
地域通貨を造るドイツの取り組みと真逆で
巨大化してはじけ崩壊しそうな虚経済と実経済の結びつきを
無理やり強くして人々が虚経済の奴隷から逃げられない為かも?
キャッシュレス化され
現金が消えたら・・・
災害時、停電時、など電力がなくなったら
この世界はどうなるの?
経済はどうなるの?
あなたはどう思いますか?
では、また~☆
悩み多き独女BBAより