世の中、拝金主義化が進み どんどん何をするにも「金が必要」になっております。
「金のないモノは弱者」に・・日本国民でいるだけでも金・金・金
子育ても、教育も、男女の仲にも金の影響が強くなって
スポーツで成功するにも金が要る・・「あれ?」なぜ???
世界の拝金主義化を追い
日本社会のイライラ化の謎を追い
だんだん見えてきた今の世界のしくみと仕掛け人。
今日は世界を拝金主義に変えた
世界の富の99%を所有している
世界人口1%の金持ちたちが
いかにして自分たちの「もっと、もっと」という
金への欲を叶えているか?見ていきます。
参考書籍はこちら
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父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。
- 作者:ヤニス・バルファキス
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2019/03/07
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
ここまでの謎解き①~⑨
今日は⑨でわかった
この世界経済の胴元・ヨーロッパ王侯貴族たちの
現代錬金術に迫っていこうと思います。
オリンピックはどうしてこんなに大金が動くのか?
東京オリンピックに向け
東京都はオリンピックにいくら税金を投入したのか?
最終的に都税と国税による負担はいくらになるのか?
大会組織委員会の公表によれば
というざっくりした数字が挙げられているようです。
だたここで挙げられた他にも
「関連費」というのがこれまた莫大な金額(--;)
現代洗脳のカラクリによれば
2020年の東京オリンピックは
東京都や国が
2兆円を超えるといわれる税金を
湯水のように投入しようとしています。
これは誰かが不正に儲けようとしているからです。
と書かれています。
この費やした税金以上の経済リターンが本当にあるんでしょうか?
オリンピックという看板を盾に
権利と利益の渦巻く闇を感じずにはいられません。
オリンピック招致にも「裏金」「賄賂」が動いていると報道ありましたよね。
権利と金の動きを観察するのに参考になるかもしれません。
オリンピック組織委員会の特徴
古代オリンピックと近代オリンピックで分かれており
近代オリンピックは1894年ピエール・ド・ワーベルタン男爵が
近代オリンピックの設立を提言したことからはじまる。
古代ローマからはじまって繋がっている
歴史的なスポーツの祭典かと思いきや歴史は浅いのである。
国連などの国際機関の1つと誤解されがちだが
非営利団体????
本部はスイス・ローザンヌにある・・(スイスにある意味!)
◆運営資金はどこからきているか?
- 放送権料
- 過去の大会の映像権など著作権
- 五輪の商標権(ロゴの使用料)
- 関連商品の開発
- スポンサーシップ収入
オリンピック関連のすべての権利を
非営利団体???
しかも開催地が場は用意・準備し
各国が国を挙げて選手の参加をバックアップし
「オリンピック」に関わる全ての権利収入はIOC行きなの?!
◆オリンピックのイメージ
オリンピックでは「経済効果」という言葉も踊るが
全体には「スポーツの祭典」としてクリーンなイメージがあるのは
参加している選手たちが本物のトップスポーツマンである点と
組織委員会が王侯貴族系の人だったり地位と権威ある人たちで
構成されているからだろう。
ロサンゼルス五輪からオリンピックは大きく変わった
オリンピックが裏で
拝金主義のイベントに大きく変わってしまった
きっかけはロサンゼルス五輪だという。
◆ロサンゼルス五輪以前
オリンピック開催都市の負担(人・モノ・金)が大きく
どの都市も見向きもしない不人気イベントだった。
そのため立候補都市もほとんどない状態
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◆ロサンゼルス五輪で商業主義が持ち込まれる
ロサンゼルス市は
商業主義を持ち込み
オリンピックを商業化することで
税金を使わず400億円の利益を上げることに成功したというのです!
具体的には
- テレビの放映権料をこれまでの3倍以上に吊り上げる
- 公式スポンサーも各業界1社に絞りその価値を高めた
◆ロサンゼルスの成功でオリンピックが様変わり
「オリンピックは儲かる」と知ったことで
各国・都市の意識も変わり開催地の立候補は増え
IOCも「儲かる商品」としてオリンピックというコンテンツ造りに
力を入れていくようになる。
オリンピック組織委員会×開催地×広告代理店×メディア
によるオリンピックという一大商業イベントが
世界的に盛り上がるよう仕掛けられていく。
世界1%の超富裕層の錬金術~オリンピック
オリンピックというコンテンツ=1つの巨大情報空間をつくりあげ
そこで「オリンピック」に様々な付加価値がつけられ
その価値を世界の人々が認め共有しているからこそ
大金が生み出されている。
これが経済を動かす人たちの錬金術です。
環境問題の排出権などにしても
そういった「環境問題に取り組むべきだ」という情報空間を利用して
「〇〇権」というものを造りだし、それで儲ける。
そもそも環境問題に対して
二酸化炭素排出に目を向けさせるのも・・・
二酸化炭素を問題視しながらも
世の中はどんどん膨大なエネルギー消費を必要とするように
つくり替えられているという矛盾・・・
「電気のない環境」に既に世界は耐えられないのではないでしょうか?
次回はこの情報空間・付加価値・それを多くの人に認めさせる
その仕組み・仕掛けについて深掘りしてみようと思います。
このシリーズの①~⑩まで読んで
映画「トータル・リコール」2012版を見ていただくと
二分した世界で富裕層が暮らす「ロンドン」の街並みの
描かれ方の深みがわかると思います。
では、また~☆